侍ジャパンになるには
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侍ジャパン
いよいよ今日から、2017年WBCに出場する侍ジャパンのキャンプが始まる。28選手がどのような球歴を経て侍ジャパンのメンバーになったのかをおさらいする。
侍ジャパン戦士28人の球歴、タイトルなど
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出身・出身高校
出身で見ると、神奈川県が4人、東京都と大阪府、兵庫県が3人、岐阜、滋賀、静岡、宮崎、和歌山が2人となった。
また出身高校では大阪桐蔭が藤浪慎太郎投手、中田翔選手、平田良介選手に3人と最も多く、東海大相模が菅野投手と田中選手の2人となった。
高校卒出身選手は12人、そのうち投手は5人、野手は7人となっている。大学出身選手は10人、社会人出身選手は6人だった。大学では東海大が2人と最も多い。東都リーグは4人だが東京六大学は青木選手一人だけだった。
属に野球の名門校出身の選手が多いものの、足立新田高校から中央学院大を経てPanasonicに進んだ秋吉亮投手や、蒲郡高から育成ドラフトでプロ入りした千賀投手、三重中京大の則本投手、中京学院大の菊池選手など、野球の進路の王道ではない選手も侍ジャパンのトップチームに入っている。
ドラフト・プロ入り後
ドラフト1位指名選手(希望枠や高校ドラフト、大社ドラフト1位も含む)は28人中16人だった。2012年のドラフト1位では菅野投手と藤浪投手が選ばれ、大谷翔平投手も2012年のドラフト1位だった。2013年は松井投手、石川投手、小林捕手の3人が選出されている。
2007年大社ドラフト3位(高校生ドラフトも含めると5位前後)の宮西投手や、2009年ドラフト5位の増井投手、2003年4位の青木選手などはプロ入り後に成長してトップチーム入りを果たした。そしてその中で日本野球ドリームというべきは、2010年育成ドラフト4位からトップチーム入りを果たした千賀投手という事になるだろう。
タイトル
さすがにビッグタイトルを獲っている選手が多いが、リリーフの松井投手、秋吉投手や岡田投手はまだタイトルは表彰はない。実力というよりは、リリーフ投手がタイトルを獲る事の難しさを表しているのかもしれない。
だいたい2009年から2013年のメンバーが中心となった若き侍ジャパン、どんな戦いを見せてくれるのか非常に楽しみだ。
(記事:Professional-view Baseball 編集部)
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