上の学年を目指して
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少年野球指導
小学生の場合、低学年と高学年では体格もその他も大きな差がある。4年生と6年生でもかなりの身長の差がある。中学生、高校生では、1年生の中には3年生よりも体が大きかったり、パワーも足も追い越している選手がいる。下級生の頃から上級生を越えていくことは、プロ野球選手になる上で必然の事になる。
上級生を越えて
プロ野球選手を指導した少年野球の監督の話を聞くと、良く言われるのは、「あの子は小学校4年生の時には6年生とキャッチボールをして、良い球を投げていた」というもので、既に上級生と肩を並べるところで練習をしていたというものです。
選手によっては体も上級生より大きかったりしていますが、体の大きさでなくても、上級生と一緒にプレーし、そん色のない動きを見せているそうです。
たしかに高校生では1年生からレギュラーを取ったりすると、注目をされるようになります。そして大学、社会人、プロの世界では、上級生とポジションを争う事は当然になります。中学や高校の時に、「3年生になったらレギュラーに」と思っていると、大学、社会人では逆に下級生にポジションを奪われ、試合に出られなくなります。
この春から、上のステージでプレーする選手も多くなるでしょう。そうなるとまた、下級生からスタートという事になります。最初はそのステージの野球のスピードについていけないかもしれません。しかし、1年目から上級生にチャレンジしていく気持ちは大切です。
上級生と戦う経験
もちろんチームの和も重要です。それに順応しないとチームで信頼される選手にはなれません。上級生と戦っていくのは、大変な事になるかもしれません。
しかし早い段階からその経験していくことで、将来プロ野球でも30歳、40歳のベテランに交じっても堂々とプレーできるようになるのでしょう。そういった意味では、プロ野球選手は、上級生と一緒にプレーする事にも、下級生がポジションを狙ってくるのにも慣れているという事になります。
上級生に交じってプレーし、そして認められる選手になること。チャレンジしてみてください。
(記事:Professional-view Baseball 編集部)
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