様々なプレーを経験をしておくことの大切さ
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少年野球指導
元プロ野球選手が教える野球塾のゼロベースボールアカデミーでは、4月のある日、逆シングルのプレーの練習をしていた。小学生も中学生も変わらずに。
経験をしておくと全然違う
4月の時期は、野球塾にとっても選手たちが卒業し、新しい選手の参加が増える時期でもある。小学校の低学年の選手も体験入学をしたりしている。その時期にもかかわらずこの日は、逆シングルで捕球してスローイングするというプレーを練習していた。
ファーストを守るイメージで一二塁間のゴロを逆シングルで捕球してセカンドに送球する。最近は元メジャーリーガーの話などから、逆シングルで捕る事に壁が無くなってきつつあるものの、回り込んで捕るという指導が多いと思う。
確かに体の正面でゴロを捕るのは基本であるが、野球塾では、たとえホームベースの方向を向いていなかったとしても、体の正面でに入れるという事を教え、特にこのようなプレーでは逆シングルで捕球したほうが、セカンドに送球がしやすい事を教えていた。
選手たちも最初は体の動きに慣れておらず、自然と回り込んでしまったりしている。小学校低学年の選手も必死にプレーしている。しかしだんだんと体の使い方や捕球のポイントを掴んでくると、見ていて驚くような素早い送球を見せたりもする。
元プロ野球のコーチ陣に、なぜこの時期にこのようなプレーを教えているのかを聞くと、「早い時期に経験をしておくと、体の使い方を理解し、やっているとやっていないとでは全然変わってくる」と話す。いまこの練習をしている意図には、自分の体の使い方を理解する事で、プレーや体の使い方を考えながら今後練習ができるようにするためなのだろうと感じた。
プロ野球選手は1シーズンに1度あるかないかのプレーも想定して練習をしておくという。様々な状況、そしてプレーを経験しておくこと、その一つ一つが積み重なって素晴らしいプレーヤーになっていくのだろう。
(Professional baseball view 編集部)
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