プロ野球には夢がある
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プロ野球
プロ野球には夢がある。だから多くの少年がプロ野球選手を目指す。
プロ野球で非常に悲しい出来事が起こった、巨人選手による野球賭博が発覚し3選手が無期資格停止処分となり、巨人から契約が解除された。ドラフト1位や希望枠で入団した選手も含まれていた。
それでもやっぱりプロ野球は日本のプロスポーツのトップで夢がある世界である。
夢1、契約金や年俸
いきなり金額の話ではあるが、やはりプロ野球選手は日本の他のスポーツに比べて契約金や年俸が高い。
ドラフト1位で指名された選手は契約金は出来高を含めて1億5千万円、年俸も1500万円から契約できる。ドラフト5位あたりで指名された高校生でも契約金は3000万円、年俸は500万円くらい。年俸においては社会人1年目のビジネスマンを上回る金額となる。
選手は年俸をすべて自由に使えるという事は無く、出身の高校や大学、少年野球チームに野球道具を寄付したりしてエコシステムが成り立っているのだが、それでも若い年齢で大金といえる金額を手にすることができる。
また1年目から1軍で活躍などすれば、年俸は2倍にも3倍にもなっていく。それを3年間も続ければ1億円に大台にすぐに達する。大谷翔平選手は3年目の今年は1億円で契約更改をしている。そして今年は昨年の11勝を上回る15勝を挙げ、どれくらいの額で契約更改をするのか注目されている。
そのためチームでは年俸の総額が、トップのソフトバンクが約47億円、2位の巨人が約46億円、最下位の横浜DeNAでも約23億円となっている。球団だけで考えると赤字の所がまだ少なくないが、歴史がある日本のスポーツにおいてオーナー企業への貢献などもあり、そして球団のビジネス努力もあって球場に詰めかけるファンの数が多く、高い選手の年俸が維持できている。選手は見に来てくれるファンのため、そして社会貢献をしているオーナー企業のために、自らを磨いて素晴らしいプレーや態度を示すことが必要だ。
夢2、多くのファンがつく
2014年のセリーグの観客数は約1262万人で1試合平均で約29,000人、パリーグは約1024万人で1試合平均約23,000人。これだけのファンが試合を見に来る。またキャンプにも観客が押し寄せ、移動などでもファンが集まる。やはり人気商売で多くのファンがつく。
ファンは応援する野球選手のプレーを見て勇気づけられたり癒されたりする。野球選手はファンに希望や活力を与えることができる。
夢3、人の繋がり
プロ野球選手になると、出身の地元の知り合いや親せき、高校、大学などのチームの関係者が多くなったりする。やはり親戚、地元、チームの期待の星となる。またマスコミや芸能人、企業の代表など著名人とも知り合いになる事もあるだろう。
そしてプロ野球の先輩や後輩、OBや指導者等との繋がりもでき、それは野球を辞めてからも一生の宝物になる。
またプロ野球選手として少年野球の教室などに参加したり、地域活動に参加して将来の野球選手に夢を与える事もできる。
このように野球選手は、ファンに希望や活力を与え、少年に夢を与えることができ、多くの収入や野球を通じた人のつながりを得ることができる。
やはりプロ野球選手は夢がある!
(記事:Professional-view Baseball 編集部)
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