*

2016年のドラフト候補の目玉・田中正義投手

公開日: : 大学野球

2015年のドラフト会議が終わり、2016年のドラフト会議に向けたスカウト活動がスタートしている。

超目玉のいる年

2016年は久々に超目玉選手のいる年となりそうだ。近年でも2013年には桐光学園の松井裕樹投手に5球団が(楽天が交渉権獲得)、2010年には早稲田大の大石達也投手に6球団が(西武が交渉権獲得)、2009年にも花巻東の菊池雄星投手に6球団が(西武が交渉権獲得)指名している。たしかに重複球団数からするとその年の目玉だったと言えるが、例えば清原和博選手や野茂英雄投手、福留孝介選手、松井秀喜選手のような、12球団が1位指名をしたい選手かというとそうではない気もする(個人的感想ですが)。

しかし来年は、野茂英雄投手クラスといっても良いほどの力をもった投手がいる。創価大の田中正義投手です。

田中正義投手は今年の侍ジャパン大学代表として、プロ野球の若手選抜チームと壮行試合で先発をしたが、プロの若手選手を相手に7者連続奪三振、4回を投げてパーフェクトに抑え8つの三振を奪うピッチングを見せた。これで一躍有名となった。

侍ジャパンU18代表との壮行試合でも先発したが、先頭のオコエ瑠偉選手は外角低めに150キロ中盤の速球を3つそろえて三振を奪った。しかし、平沢大河選手にヒットを許して味方のエラーで3塁まで進めてしまうと、清宮幸太郎選手にセンター前にはじき返され失点した。

 

大学代表で成長

この田中正義投手、既に昨年の大学野球選手権で既に注目をされていた。ただしリーグ戦では、今年の春季リーグ戦においても好不調の波が大きく、あっけなく失点をする場面も見られていた。

それがこの秋は、ノーヒットノーランを達成するなど6試合に登板して6勝、防御率0.00を記録した。春から変化球の習得を目指し試合でも試していたが、高めに浮いたりと思ったように決まらず首をひねる場面もあった。しかし、この秋のリーグ戦は変化球が決まり、150キロの伸びる速球とこの変化球で大学生では全く打てない投手になってしまった。

すでに東北楽天の立花球団社長が来年のドラフト1位指名を明言する等、12球団のスカウトも創価大の田中詣での1年となるとみられる。あとは心配なのは故障だけという状況の田中投手に、来年は何球団が1位指名で重複するか注目される。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

関連記事

【ドラフト会議特集7】ドラフトの目玉、早稲田大・有原航平投手はプロで活躍できるか

 今年のドラフト会議(10月23日)まであと10日を切り、各球団の動きも最後の慌ただしさを見せている

記事を読む

大ブレーク、創価大・田中正義投手

 侍ジャパン大学代表とプロ野球(NPB)の若手選手が対戦したユニバーシアード壮行試合、創価大の田中正

記事を読む

東京六大学・東都が初戦敗退、地方大学の波

 大学野球選手権の2日目、東京六大学代表の慶応大が神奈川大に敗れ、東都大学リーグ代表の亜細亜大が創価

記事を読む

野球キャンプイン

大学で野球を続けるということ

 夏の高校野球の日程が各地で進んでいる。甲子園開幕に向け、甲子園決勝に向け、全国4000校、10万人

記事を読む

大学野球も2014年全日程終了!今年の大学野球シーンを振り返る

 明治神宮大会の大学の部、決勝では駒澤大学が明治大学を3-0で下し、駒澤大学が王者となって2014年

記事を読む

さよなら、僕の野球!大学野球選手権と野球からの卒業

 5月、大学野球の春季リーグ戦が終わり、大学野球の春のクライマックスである大学野球選手権が行われてい

記事を読む

今度は大学生、社会人の季節

センバツ高校野球が盛り上がりの中で幕を閉じた。そしていよいよ週末に、一部の大学リーグ戦がスタートする

記事を読む

東都で優勝した専修大学、まだ狼煙を上げただけに過ぎない

 東都大学リーグは専修大が26年ぶりの優勝を飾った。前回優勝時に6勝を挙げてMVPを獲得した岡林洋一

記事を読む

学生野球の怖さ

東都大学野球リーグは亜細亜大が8勝2敗で優勝を勝ち取った。開幕2連敗からの逆転での優勝だった。学生野

記事を読む

島袋洋奨投手はプロで活躍できるか

 2010年の高校野球は興南高校が春夏連覇を達成した。その時のエース・島袋洋奨投手は大学時代に明と暗

記事を読む



  • 解説者:日野茂氏(元横浜ベイスターズヘッドコーチ)


    解説者:石毛宏典氏(元西武ライオンズチームリーダー、オリックスブルーウェーブ監督、四国アイランドリーグ創立者)

    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」
    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」


    取材協力:元プロ野球選手が教える野球塾
    「ZEROベースボールアカデミー」
浅村選手、炭谷捕手などFA移籍でどうなるライオンズ、石毛宏典氏が語る

今年、パリーグを10年ぶりに制覇した埼玉西武、浅村選手、山川選手、秋山

日野氏は金足農・吉田投手、石毛氏は浦和学院・渡邉投手を評価

プロ野球ドラフト会議が近づいてきた。今年も多くの選手が注目される中で、

石毛宏典が西武の戦いに「普段通りやるしかない」

10年ぶりにパリーグ優勝を飾った西武ライオンズ、かつての黄金時代のキャ

石毛宏典氏と日野茂氏が根尾選手と小園選手を評価

夏の甲子園が終わり、U18アジア大会を戦う選手たち。その中で、西武ライ

盗塁:バッテリーとランナーの3.3秒の攻防

盗塁は、日本の野球に置いて、チャンスを広げ、得点を挙げるために重視され

→もっと見る

PAGE TOP ↑