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ドラフト下位指名選手の活躍、スカウトの喜び

公開日: : スカウト活動

 昨日の中日と横浜DeNAの試合で、中日のドラフト7位ルーキー・遠藤一星選手が勝ち越しのヒットを放ち、チームの連敗を止めた。一方、横浜DeNAは、2013年に育成ドラフト1位で指名した砂田毅樹投手が先発、この日は同点に追いつかれるホームランを浴び、白星は掴めなかったものの、支配下登録され1軍の先発に抜擢されて3試合、5回前後までをしっかりと試合を作るピッチングを見せている。

ドラフト下位指名

 基本的にドラフト会議は、高く評価をした選手から指名していく。なのでドラフト1位選手の方が活躍する可能性は高いといえる。そして指名が進むと、ある程度高い評価をされていながらも、指名が漏れる選手が出てくる。例えば遠藤一星選手は社会人の日本代表に選出されている内野手だがドラフト7位まで残っており、砂田投手も地元北海道日本ハムなどが注目しながらもドラフト会議で指名されず、育成ドラフトまで残っていた。

 共に評価は低くなく、また知名度が無い選手ではなかった。ドラフト会議の特集をすれば必ず名前が残っているくらいの選手だったと思う。そういう意味では隠し球というわけではなく、指名が漏れていった選手だったといえる。

 

スカウトの気持ち

 ただし球団も、残っている選手を見て、この選手が残っているから獲ろう、という安易なものではない。ドラフト会議で選手を一人指名するという事は、チームでプレーしている選手を一人戦力外にするという事に基本的にはなる。契約金(支度金)も発生する。

 球団は何度もスカウト会議を開き、選手を絞り込んでいく。そしてチームの状況と合わせて、指名選手の優先度を決める。ショートが少なければショートの選手の優先度が上がるという具合だ。そして、例えば実力は同じと評価していた捕手だが、優先度でショートを優先しその捕手を後に回して他球団に先に指名される、あるいは獲得できないと思っていた捕手が予想外に獲得できてしまい、その捕手を見送ったという感じでも、選手の指名が決まってくる。

 担当スカウトは最終的に指名リストに残した選手は、プロで活躍すると自信をもっている選手だ。そして、本人や関係者とも話をしたりして、選手がプロ入りへの思いを強くしていることも知っている。指名漏れとなり、その選手や関係者のがっかりした顔は見たくない。

 担当スカウトは祈りながらドラフト会議が進むのを待ち、そして縁があって獲得できたときには非常に大きな喜びとなる。

 そしてドラフト下位で指名された選手は、上位選手に比べてチャンスは少ないだろう。その少ないチャンスをものにして1軍で活躍する選手を見ると、思わず笑顔になるし、自分の目に自信が持てるようになる。

 ドラフト下位指名選手の活躍のなかで、多くの人が笑顔を見せている。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

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