*

プロ野球と梅雨の季節

公開日: : プロ野球

 梅雨の時期を迎えている。プロ野球は3月から10月までの長いシーズンを戦うが、最も自分のペースを乱しやすい季節でもある。

試合中止の時

 元プロ野球選手の日野茂さん、上田浩明さんに素朴な疑問を聞いてみた。「試合が雨天中止になった時は、選手は何をするのですか?」

 すると、日野氏さんも上田さんも笑って「ラッキーといって帰る」 と話します。

 基本的に試合中止はナイターであれば午後から夕方に決定されます。選手は昼頃には球場に入り、まずはいつもと同じように球場の屋内施設で練習を始めます。そして試合中止が決定されると、大方の選手は「ラッキー」と思って帰るそうです。

 ただし、「下手な選手と一流な選手は、球場に残って練習をしている」といいます。

 最近ではトレーニングの設備も充実しているので、毎日欠かさずに続けているトレーニングを行い、守備や打撃など、課題のある選手はそれの克服のために練習を行い、何とか次の試合までに調子を取り戻したいと思う事でしょう。

 

ペースを乱しやすい梅雨の季節

 好調だったチームは、梅雨の時期に試合中止をするたびにペースを崩す事があります。好調の選手がやる気満々で球場に来たのに、雨天中止になると気勢がそがれますし、休みという事で多少の気の緩みを持つこともあります。

 また暑くなって汗をかいたかと思うと夜は寒くて体調を崩したり、ジメジメした季節で食事でも気を遣わなければなりません。また、痛みを抱えていたり古傷を抱えている選手も多く、梅雨の季節はその故障の状態が悪くなることもあります。相手以外にも多くの敵がいる季節でもあります。

 最近はドーム球場も増え、エアコンなどの設備も充実しており、影響も徐々に減っているようですが、うまくこの季節を乗り切りたいものです。

 

 梅雨の季節は、大学生は全国大会の全日本大学野球選手権がありますが、基本的には雨も多くアマチュアの選手も夏に向けたトレーニングに季節になります。高校野球は夏の甲子園に、社会人は都市対抗に向けて、身体を整える季節、そして夏に最高のプレーを見せるのです。梅雨の時期を充実した時間に出来たチームが、夏に結果を残せるのでしょう。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

関連記事

12球団の開幕前の想定と開幕してから ~セリーグ編~

 プロ野球も開幕して2週間が過ぎ、対戦カードも一巡した。各球団とも開幕前に想定した力が出せているチー

記事を読む

鳥谷選手が抜ける意味

 プロ野球のストーブリーグで、大物選手の移籍や残留などのニュースがある。特に阪神の鳥谷敬選手は、長年

記事を読む

出場選手登録・抹消からチーム状況を見る、パシフィックリーグ

 プロ野球は3月28日に開幕し3週間が経過しました。パシフィックリーグは4月21日終了時点で、福岡ソ

記事を読む

自民党へ逆提言、16球団に増やす為にこれが必要!

 自由民主党の「日本再生ビジョン」に、プロ野球の球団数を、静岡、北信越、四国、沖縄などプロ野球の無い

記事を読む

ドラフト会議の指名と来年正念場となる選手

 ドラフト会議はチーム作りの一つで、チーム方針を元に指名が行われている。そのためドラフト会議の結果を

記事を読む

かつてのプロ野球選手のトレーニングとは?

今年のオフはダルビッシュ有投手のTwitterにて、トレーニング方法の話が良く聞かれ、大谷翔平投手、

記事を読む

今永昇太投手、上原健太投手、岡田明丈投手を石毛宏典、元プロスカウト・日野茂が斬る

今日はドラフト1位候補に名前のあがる駒澤大・今永昇太投手と、明治大の上原健太投手、大商大の岡田明丈投

記事を読む

【終戦記念日特集】8月15日、日本の野球の終戦記念日

 8月15日は終戦記念日である。そして日本の野球にとっても、8月15日は終戦記念日なのだ。  20

記事を読む

元プロ野球選手談話、「ロッカールームの歴史」

野球塾のZEROベースボールアカデミーには、日野茂顧問、清水宏悦校長(元大洋、西武)、上田浩明コーチ

記事を読む

新人が開幕スタメンを奪うには?

 プロ野球が開幕した。毎年、オープン戦では新たに入団した選手が注目され、チームの戦力アップを想像する

記事を読む



  • 解説者:日野茂氏(元横浜ベイスターズヘッドコーチ)


    解説者:石毛宏典氏(元西武ライオンズチームリーダー、オリックスブルーウェーブ監督、四国アイランドリーグ創立者)

    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」
    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」


    取材協力:元プロ野球選手が教える野球塾
    「ZEROベースボールアカデミー」
no image
桐生第一・蓼原慎仁投手が甲子園のマウンドに

ゼロベースボールアカデミーで、小学校3年から6年間、野球の練

浅村選手、炭谷捕手などFA移籍でどうなるライオンズ、石毛宏典氏が語る

今年、パリーグを10年ぶりに制覇した埼玉西武、浅村選手、山川選手、秋山

日野氏は金足農・吉田投手、石毛氏は浦和学院・渡邉投手を評価

プロ野球ドラフト会議が近づいてきた。今年も多くの選手が注目される中で、

石毛宏典が西武の戦いに「普段通りやるしかない」

10年ぶりにパリーグ優勝を飾った西武ライオンズ、かつての黄金時代のキャ

石毛宏典氏と日野茂氏が根尾選手と小園選手を評価

夏の甲子園が終わり、U18アジア大会を戦う選手たち。その中で、西武ライ

→もっと見る

PAGE TOP ↑