監督はどっしりと構えて
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少年野球指導
投手vs野手といったような個人的な対戦がクローズアップされる野球においても、監督の役割の大きさは非常に大きい。これは監督のサインを元に選手が動くという事もあるが、監督の自信のある姿を見て選手も落ち着くのだろう。
選手の掌握
野球だけでなくあらゆる団体競技、またはスポーツだけでなく職場などでも、管理をする人の力量により、チームが力を発揮できるかどうかが変わってくる。
もちろん監督の頭の良さや作戦のすばらしさという事もあるが、それだけでは選手は思い通り働くことはできない。監督の熱量だったり、この監督を何とか胴上げしたいという人柄だったりして、選手に信頼されるようになってから選手に監督のビジョンを浸透させていく。そして監督は選手のことを良く見て、どんな選手かどんな力を持っているか、どんな時に力を発揮してくれるかなどを把握して、選手とコミュニケーションを取り、また信頼を築いてゆき、選手は監督の指示を信頼して監督の指示の通りに働く事になる。
嘗ては監督の怖さ、暴力、上級生の指導という事もあったが、今はそんな時代ではない。
監督に信頼感
勝負事では成功もあれば失敗もある。成功した時、監督は喜んでいるか、失敗した時、監督が見てくれているかを選手は見ている。また、調子が良くない時や負けているとき、選手は監督の姿や顔をちらちらとみる。その時、監督が不安そうな顔をしていたり、ソワソワと不安そうな態度をみせていたら、選手も不安を感じてしまう。
作戦に失敗しても、相手の作戦にしてやられても、監督は堂々としていてほしい。それが選手に信頼感を与える。
名将と言われた監督には信念と共に自信があった。人を信じ、自分を信じる。共に信じる力。その力の強さが名将と言われる人の強さなのだろう。
(Professional baseball view 編集部)
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