*

あさって開幕、選抜高校野球大会の注目ポイント

公開日: : 高校野球

 いよいよ明後日、日曜日に開幕を迎えた選抜高校野球大会、大会が始まると「いよいよ今年も野球シーズン到来か」と毎年思います。さて、今年の選抜大会の見どころはどこでしょうか?10倍楽しく見るために、注目点をまとめます。

組み合わせの妙

 高校野球の組み合わせ抽選では、「仕組まれているんじゃないの」という噂も立つくらい、ドラマチックな対戦が毎年見られます。もちろん偶然なのでしょうが。

 その中で比較的多いのが大阪vs東京の対戦、これは、東と西だったり同じ地区同士の対戦をしないように配慮される事もあるのでしょうが、昨年の履正社vs小山台に続き、大阪桐蔭vs東海大菅生という組み合わせとなりました。

 昨年は21世紀枠の小山台が準優勝した履正社に0-11と大差をつけられましたが、今年は昨秋の東京のチャンピオンで明治神宮大会にも出場している東海大菅生と、昨夏の甲子園王者・大阪桐蔭の対戦で注目の対決となりそうです。

 次に注目されるのが、3日目第3試合の浦和学院vs龍谷大平安でしょう。浦和学院は2013年の選抜覇者、龍谷大平安は2014年の選抜覇者となります。

 また龍谷大平安と大阪桐蔭は、それぞれ春連覇、夏春連覇を狙います。

 

選手の魅力

 また、毎年ヒーローが誕生するのが甲子園、最近は投手が投げ過ぎによって披露しながら投げる姿に批判もされますが、それでも一生に何度もない甲子園優勝をめざし必死に戦います。

 また将来のプロ野球選手として注目される選手もいます。今年の大会NO1投手になると予想されているのは、県岐阜商の高橋純平投手、183cmの長身からきれいなフォームで、最速152キロの速球を投げます。しかしその高橋投手、大会では「スピードや三振は追わない」と勝利に徹する宣言もしています。

 この高橋投手にはプロ野球のスカウトもすでに注目、特に中日や阪神、巨人などは徹底マークに近い形となっています。選抜最速記録は藤浪晋太郎投手などが記録している153キロ、果たして記録更新はなるでしょうか?

 その他に注目される投手は、仙台育英の佐藤世那投手、敦賀気比の平沼翔太投手、龍谷大平安の高橋奎二投手、近江の小川良憲法投手などがいますが、21世紀枠の豊橋工業にも森奎真という投手がいます。182cmの身体から143キロの速球を投げる投手で、もしかすると高橋純平投手に次ぐ評価が得られるかもしれません。

 打者ではこのサイトでも紹介した遊撃手に注目してください。仙台育英の平沢大河選手、大阪桐蔭の福田選手投手、木更津総合の檜村篤史選手も状態は良いようです。

 また、甲子園練習でもスタンドに放り込んだ東海大菅生の勝俣翔貴選手や、浦和学院の山崎滉太選手にも注目です。

 さらに足については、昨年夏の甲子園で「機動破壊」という言葉を広めた健大高崎が登場、出塁したら果敢に盗塁を仕掛けます。そしてそれを上回ると言われる機動力を持つのが松商学園、百瀬雅也選手は昨年秋に12試合で14盗塁、必ず走ってくるでしょう。

 クイックも得意と話す県岐阜商の高橋純平投手と初戦で対戦する松商学園、機動力で大会NO1投手を崩すことができるかも注目です。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

関連記事

怪物と怪物が出会ったら

 甲子園で2本、3本ホームランを放ったり、140キロ後半の速球で相手をねじ伏せる選手は、高校生の怪物

記事を読む

高校野球選手の発言と時代

 高校野球の熱戦が続き、また多くの高校が敗れている。注目された高校野球選手は新聞記者のインタビューを

記事を読む

大谷・藤浪世代で次に出てきそうな選手と、その次の世代

 プロ野球では6月11日に北海道日本ハムvs巨人戦では北海道日本ハムの大谷翔平投手、阪神vs千葉ロッ

記事を読む

高校野球、2014年の夏の甲子園入場者数は歴代5位で斎藤佑樹・田中将大の年を上回る

 2014年夏の高校野球大会は大阪桐蔭が優勝した。今年の夏の甲子園の入場者数は約85万3千人で、これ

記事を読む

来年の野球はどうなる? その1:高校野球

 今年もあと1週間となりました。来年の野球界の動きや予想などをしてみます。 2015年の高校野

記事を読む

石毛宏典氏の高校野球への提言

8月が終わり、高校野球は新チームの戦いが始まっている。この夏も各地で、甲子園で多くの選手がプレーした

記事を読む

高校野球は変わるのか?

 高校野球の熱戦が各地で繰り広げられている。その中で、いくつかのチーム名が連なる連合チームや、他の部

記事を読む

東海大相模・吉田凌投手を元プロ野球のスカウトが評価する

 今年のドラフト候補の高校生の中で、プロが注目している左右の投手が東海大相模にいる。共に中学時代から

記事を読む

インコースを投げる投手vs打者の戦いは、日本の野球の将来を左右する

 春季高校野球関東大会では浦和学院が優勝を果たした。優勝の立役者となったのは、左投手の江口奨理投手と

記事を読む

石毛宏典氏は中村奨成選手を絶賛、プロもマネをするべき打撃

石毛宏典氏は今年の夏の甲子園で、久々に注目したバッターがいたと話した。それは、広陵・中村奨成選手だっ

記事を読む



  • 解説者:日野茂氏(元横浜ベイスターズヘッドコーチ)


    解説者:石毛宏典氏(元西武ライオンズチームリーダー、オリックスブルーウェーブ監督、四国アイランドリーグ創立者)

    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」
    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」


    取材協力:元プロ野球選手が教える野球塾
    「ZEROベースボールアカデミー」
浅村選手、炭谷捕手などFA移籍でどうなるライオンズ、石毛宏典氏が語る

今年、パリーグを10年ぶりに制覇した埼玉西武、浅村選手、山川選手、秋山

日野氏は金足農・吉田投手、石毛氏は浦和学院・渡邉投手を評価

プロ野球ドラフト会議が近づいてきた。今年も多くの選手が注目される中で、

石毛宏典が西武の戦いに「普段通りやるしかない」

10年ぶりにパリーグ優勝を飾った西武ライオンズ、かつての黄金時代のキャ

石毛宏典氏と日野茂氏が根尾選手と小園選手を評価

夏の甲子園が終わり、U18アジア大会を戦う選手たち。その中で、西武ライ

盗塁:バッテリーとランナーの3.3秒の攻防

盗塁は、日本の野球に置いて、チャンスを広げ、得点を挙げるために重視され

→もっと見る

PAGE TOP ↑