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【センバツ注目選手】遊撃手編~その2~ 大阪桐蔭・福田光輝選手を元プロスカウトが評価する

公開日: : 高校野球

 センバツ注目選手・遊撃手編、その2は大阪桐蔭の福田光輝選手です。福田選手は昨年夏の甲子園でも遊撃手のレギュラーとして出場し、見事優勝を果たしています。守備の力を評価されている選手について、元西武スカウトの日野茂氏に見てもらいました。

夏優勝メンバー、秋も2本塁打

 福田光輝選手は175cm70kgの右投げ右打ちの遊撃手で、1年生の夏に大阪桐蔭のショートのレギュラーを取り、2年生の夏の甲子園では全国制覇を経験したという実績だけでも、ただ者ではない選手です。

 また打撃でも成長を見せており、秋は18試合59打数で21安打で打率は.356、2本塁打に17打点と打点も多い選手です。

 センバツでも投打に活躍が期待される遊撃手として、注目したい選手です。

 

元プロスカウトの評価

 元西武スカウトの日野氏に見ていただいたのは以下の3つの映像です。最初はホームランを打った時の打撃、2つ目は昨年夏の甲子園のシートノックの模様、そして3つ目はファインプレーの映像です。

 

Youtube 大阪桐蔭 福田光輝・ホームラン(港戦/2013秋季大阪大会3回戦) eikanwakimini様 

 

 Youtube 大阪桐蔭 シートノック 【14夏甲子園】 140819  kenanasq様

 

 Youtube 大阪桐蔭 福田光輝 『ファインプレー!!』(PL学園戦/2014秋季大阪府大会・決勝) eikanwakimini様

 

 3つの映像を見た日野氏からは、「身長は175cmというが、打撃も守備もプレーが大きく見える。こういう選手は注目したくなる」と話しました。守備の評価については、映像だけでは難しいものがあります。ですが福田選手の動きをみて、「スカウトとしては今後も追いたくなる選手」のようです。

 また、ファインプレーの映像を見ると、体の右側の離れた所への打球です。福田選手はそれに追いつくと、すぐに投げるのではなく、一度踏ん張ってしっかりと送球し、ファーストでギリギリアウトにしています。

 このプレーについて日野氏は「どのタイミングで投げればいいのかを、きちんとわかっている選手」と評価しました。アマチュア野球の選手は、ショートの深い所の打球を捕った後、早く投げようとしてしまう選手が多いと言います。確かに早く投げる事は重要ですが、このプレーのように、一度しっかりと踏ん張って強い送球を投げている点が素晴らしい点です。

 確かにファーストはギリギリのプレーですが、早く投げて緩いボールでセーフになったり、逆に踏ん張ったりステップをして強い球を投げても間に合わなかったりという事がなく、きちんとアウトを取れています。そういう点で、「どんなタイミングで投げれば良いかを理解している」という事のようです。

 

 堅実な守備でチームを優勝に導いた福田選手、評価をするには、まだ情報が足りませんが、センバツでどんな守備を見せるのか、また、打撃でも目を見張るものがあれば、即プロの声も挙がってくるかもしれません。

 注目の遊撃手です。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

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