*

来年の野球はどうなる? その2:大学野球

公開日: : 大学野球

  今年もあと1週間となりました。来年の野球界の動きや予想などをしてみます。今日は大学野球について。

主な大会の日程

全日本大学野球選手権

 4月24日 抽選会

 6月7日 開会式

 6月8日 開幕 7日間(神宮球場・東京ドーム)

 

明治神宮大会

 11月13日 開幕 (神宮球場)

 

ユニバーシアード

 選考合宿 3月中旬から下旬(詳細未定)

 強化合宿 6月19日~22日:バッティングパレス相石スタジアムひらつか

 直前合宿 6月26日~30日:都内予定

 本大会  7月1日~10日(予定)

 

主な動き

  • ユニバーシアード(韓国・光州 7月1日~)に出場予定
  • アジア選手権
  • 新監督
  • ドラフト会議

 

 今年はユニバーシアードが7月1日から韓国で行われ野球が競技として実施される。それに合わせて12月に大学代表候補が集められ、松山の坊っちゃんスタジアムで合宿が行われ、3月に選考合宿、6月に強化・直前合宿が行われる。いつものスケジュールとは違う形で代表選考が行われることで、選手にどんな影響を与えるか、また代表チームの成績なども注目される。

 また、アジア選手権がタイで行われる予定で、主に社会人の選手が中心となりそうだが大学生も数人選出される可能性がある。

 来年は監督が交代したチームにも注目が集まる。早稲田大は鳴門渦潮で監督を務めた高橋監督が、慶応大はJX-ENEOSの監督を務めた大久保監督が、また法政大も富士大学の監督から法政大のコーチを務めていた青木監督が就任する。それぞれ高校、大学で実績を持つ監督の就任で、東京六大学の野球が変わるかもしれない。

 また東都リーグでは青山学院大の河原井監督が退任し、善波監督がコーチから昇格した。また国士舘大も元プロ野球選手の辻監督が就任する。大学球界でも監督の世代交代が進んでいる。

 最後にドラフト会議では今年も大学生選手が中心となりそうだ。明治大の190cm左腕・上原健太投手や駒沢大の秋の明治神宮大会優勝投手・今永昇太投手、それに3年生で通算100安打を記録し、高田繁氏の127安打のリーグ記録を狙う高山俊選手や慶応大で高橋由伸2世と呼ばれる谷田成吾選手など、投打に注目される選手がいる事が特徴だろう。

 

大学野球の予想

 2014年は選手権では勢いに乗って東海大がリーグ戦から無敗で優勝をした。明治神宮大会では駒沢大が投打に強さを見せて優勝している。東京六大学リーグでは明治大が上原投手や高山選手といった4年生がおりチームを引っ張る。ただしプロ入りや安打の記録もかかっていて注目される中で、自分のプレーができるか。

 また東京六大学では2011年の夏の甲子園覇者の日大三メンバーが4年生となる。明治大の高山選手に加え、慶応義塾大の横尾俊建選手、早稲田大の吉永健太朗投手、法政大の畔上翔選手、立教大の鈴木貴弘捕手が各チームで中心選手となっており、元チームメイト同士の優勝争いにも注目される。

 東都リーグでは王者・駒沢大はエースの今永投手が残るものの、打線の中心だった江越大賀選手がぬけ打線の整備が課題となる。ただし国学院大や亜細亜大なども主力投手が抜け優勝を予想するのは難しい。

 その他では南東北リーグが、秋に優勝した東北公益文科大をはじめ福島大、山形大も力をつけており、東日本国際大や石巻専修大の2強ではなくなりそうだ。また首都大学リーグも1部8チームとなり1年が終わった。今年はそれでも東海大が春秋で優勝をしているが、春は2部から昇格したチームが上位に進出するなど勢力の変動も見せそうだ。

 また、大学生においても、今年は有原航平投手が故障したり夏の代表メンバーとして戦った投手が秋に調子を崩したり、また1年や2年で活躍した島袋洋奨投手や石田健大投手が4年時には力を落としてしまったりと、投手の調整や故障についての議論は増えるかもしれない。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

関連記事

しっかりとやるべきことを繰り返して、東京大学の野球部の勝利

 東京六大学リーグでは東京大学が、2010年10月2日に早稲田大に勝って以来、約4年半にわたって94

記事を読む

70連敗を止めにいった東大の誤算

東京六大学では東京大学がワーストタイの70連敗となった。2010年の早稲田大学戦で斎藤佑樹投手に勝っ

記事を読む

この季節の大学野球、それぞれの進路へ

 4月、5月のこの季節は、高校、大学、社会人の各種大会やリーグ戦が開催されています。大学野球にとって

記事を読む

駒澤大の2軍降格についてOBの石毛宏典氏が語る

東都大学リーグの1部2部入れ替え戦で、1部6位の駒澤大は、2部1位の東洋大に1勝2敗と負け越し2部降

記事を読む

さよなら、僕の野球!大学野球選手権と野球からの卒業

 5月、大学野球の春季リーグ戦が終わり、大学野球の春のクライマックスである大学野球選手権が行われてい

記事を読む

京都大学の勝ち点への道のり

関西学生野球リーグの京都大学が5月7日の同志社大戦で勝利し、23季ぶりの勝ち点を挙げた。この勝ち点の

記事を読む

東京六大学・東都が初戦敗退、地方大学の波

 大学野球選手権の2日目、東京六大学代表の慶応大が神奈川大に敗れ、東都大学リーグ代表の亜細亜大が創価

記事を読む

早慶戦が他の試合と違う点

今日から東京六大学リーグでは早慶戦(慶早戦)が行われています。なぜ早慶戦が特別なのか、理由を挙げてみ

記事を読む

2016年のドラフト候補の目玉・田中正義投手

2015年のドラフト会議が終わり、2016年のドラフト会議に向けたスカウト活動がスタートしている。

記事を読む

【大学野球選手権特集】富士大・多和田真三郎投手を元プロスカウトが評価する

 いよいよ6月8日(月)より、全日本大学野球選手権大会が始まります。東京六大学からは早稲田大が、東都

記事を読む



  • 解説者:日野茂氏(元横浜ベイスターズヘッドコーチ)


    解説者:石毛宏典氏(元西武ライオンズチームリーダー、オリックスブルーウェーブ監督、四国アイランドリーグ創立者)

    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」
    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」


    取材協力:元プロ野球選手が教える野球塾
    「ZEROベースボールアカデミー」
浅村選手、炭谷捕手などFA移籍でどうなるライオンズ、石毛宏典氏が語る

今年、パリーグを10年ぶりに制覇した埼玉西武、浅村選手、山川選手、秋山

日野氏は金足農・吉田投手、石毛氏は浦和学院・渡邉投手を評価

プロ野球ドラフト会議が近づいてきた。今年も多くの選手が注目される中で、

石毛宏典が西武の戦いに「普段通りやるしかない」

10年ぶりにパリーグ優勝を飾った西武ライオンズ、かつての黄金時代のキャ

石毛宏典氏と日野茂氏が根尾選手と小園選手を評価

夏の甲子園が終わり、U18アジア大会を戦う選手たち。その中で、西武ライ

盗塁:バッテリーとランナーの3.3秒の攻防

盗塁は、日本の野球に置いて、チャンスを広げ、得点を挙げるために重視され

→もっと見る

PAGE TOP ↑