野球塾の生徒が甲子園へ!どんな選手が甲子園に行けるのか
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少年野球指導
高校野球秋季大会の関東地区で浦和学院が優勝し、センバツ出場が確実視されている。その浦和学院は明治神宮大会でも準優勝し、来年のセンバツ大会では優勝候補にも挙げられるだろう。その中でひときわ大きな体が目を引く4番ファーストの山崎滉太選手は、ZEROベースボールアカデミーに通っていた。
4番ファースト
山崎滉太選手は182cm85kgの大きな体があり、ひときわ目を引く。フルスイングを心掛け秋の関東大会決勝では走者一掃の2ベースヒットを放ち、優勝に貢献している。
明治神宮大会では2回戦の東海大四戦で2打数1安打1打点とあたりを見せたが、ファーストの守備でイレギュラーした打球が右眉の上に当たって7針を縫うケガを負った。それでも準決勝の東海大菅生戦では包帯を巻き、目を腫らしながらも4番ファーストで出場して1打点を記録し、チームの準優勝に主軸として役割を果たした。
少年時代はどんな選手だったのか?
山崎選手は小学校2年生の時からZEROベースボールに通い、元プロ野球選手の指導を受けた。兄と一緒に通い続けたという。
しかし野球塾では山崎選手を指導した日野茂氏が「本当にいう事を聞かない子だった」と話し、最初は体も細い選手だったという。それでも日野氏は「言われてもいじける事のないのが良かった」と話す。いう事を聞かない子にプロのコーチ陣の指導は厳しい。それでも山崎選手は言われ続けても帰りにはピンピンとして帰っていったという。
そんな山崎選手だがコーチ達は「小学校6生になってチームでリーダーになって変わった」と話す。野球塾に通う生徒は、シニアやボーイズなどのチームにも所属している選手が多い。そのチームで他の選手を引っ張る役割をするようになって、言う事も聞くように?なっていったという。
プロ野球コーチが期待すること
その山崎選手だが、182cm85kgの身体となった。そして今は4番ファーストで出場する。山崎選手の素質的なものについて日野氏は「足が動くという選手ではなかった」と話す。182cmでも身体能力の高い選手はいるが、足についてはそこまでではないという。
それでも「内野の守備は悪くない」と評価している。なので、「サードで出てほしい」と思っている。
打撃については「センターに放り込めるようになれば本物になる」と話す、良い時はセンターに伸びる打球を飛ばすという。
秋の戦いは明治神宮大会の準優勝でひとまず終わった。これから高校3年生に向けて大切なオフシーズンを迎える。山崎選手がサードを守れるように、そしてセンター方向に大きな当たりができるように、野球塾の元プロ野球コーチ陣は、もっともっと成長できると期待している。
(記事:Professional-view Baseball 編集部)
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