【ドラフト会議特集12】プロ入りする選手はどこが違うのか
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少年野球指導
今日はドラフト会議当日となる。野球塾のZEROベースボールアカデミーでは、2011年に北海道日本ハムにドラフト2位で指名された松本剛選手が在籍していた。松本選手以外にも多くの選手を指導してきたが、その中で松本選手は何が良くてプロ入りすることができたのか、顧問として指導にあたる元・横浜ベイスターズ2軍監督や西武でスカウトをしていた日野茂氏に話を聞いた。
他の選手と何が違ったのか?
今回もずばりと聞いてみた。「松本選手は他の選手に比べてどこが良かったのでしょうか?」
すると日野氏は間髪いれずに、「夢や目標に対して、みんなが持っている物よりも持ち方が違う」と答えた。
体が大きかったり、足が速かったり、守備が抜群にうまかったりという話しを想像していたが、「気持ち」の違いがあったとの事だった。
「一つ一つに取り組み方が違う。」
「自分の体を手を抜かずに動かす。」
それによって自然と体が強くなっていったという。
頭でプロ野球選手に憧れを抱くよりも、松本選手は実際に体を使いっていた。元々身体能力が高かったものの、プレーを教えても頭で理解する選手は多いが、松本選手は自分で考え、繰り返しプレーした事で、最後は考えることなく自然にプレーができるようになっていた。
プロ入りを目指す選手たちへ
少年野球チームでも野球塾でも、ほとんどの選手がプロ野球への想いを持っている。しかしその思いが体を動かす事につながるかどうかだろう。
チームや野球塾で教えられた時、うなずいて、言われた通りにプレーして、練習が終わった、だけではなく、考えて、工夫をして、繰り返して体にしみこませることが必要です。非常に苦しい事ですが。
今日は、それを実践した選手たちが、プロへの門を開く日です。
(記事:Professional-view Baseball 編集部)
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