高校野球の応援曲のルーツ~第2回:甲子園常連高校~
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高校野球
高校野球の応援特集、第1回では東京六大学由来の応援歌を紹介しましたが、第2回は甲子園常連校由来の応援歌を紹介します。
かつては東京六大学の応援をベースとしたものが多かったのですが、多くの高校が同じような応援をしていたため?に、今度は高校が独自にアレンジをしたり、オリジナルの曲を作ったりと応援が見られるようになりました。
その中で、甲子園で何度も聞かれる常連校の応援曲は、次第にほかの高校でも演奏されるようになり、有名になって行きます。
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応援歌のルーツ ~甲子園常連校~
アメリカン・シンフォニー
智弁和歌山高校が1987年に甲子園に初出場した際に、応援曲としてアレンジされ演奏されました。その後、智弁和歌山は甲子園でも優勝するなど常連の強豪となり、曲の迫力もあって今では多くの高校で演奏されるようになりました。
他にも智弁和歌山高校はジョックロックなど有名な応援曲を出しています。
ワッショイ
天理高校の応援で見られる曲。単純ですがスローテンポで大音量で演奏されるこの曲は、味方のチャンス感と対戦相手のピンチ感をあおります。
また天理高校ではヒットを打った時に流れるファンファーレも有名です。
その高校専用?のもの
その他にもオリジナルの応援曲はたくさんあります。習志野高校の「レッツゴー習志野」もすでに聞いたことのある曲になっていると思います。
ただし、あまりにも習志野高校の印象が強いので、他の高校では使いにくいようです。
応援歌が有名になるのは、その高校は毎年のように甲子園に出ている常連だから。聞いたことのある曲ということもあるでしょうし、強い高校の応援曲を使いたい、ということもあるでしょう。
高校由来の応援曲は、歴史を作った強い高校の証として、いつまでも残り続けます。
(記事:Professional-view Baseball 編集部)
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