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秋のドラフトパン祭り、今年のドラフトは”山崎”が中心? 大学生BIG4を評価する

公開日: : 大学野球, 注目選手

今年のドラフト会議は特に大学生投手に注目が集まっている。中でもプロからの注目度が高く、大学BIG4と呼ばれるのが、早稲田大学・有原航平投手、亜細亜大学・山崎康晃投手、明治大学・山崎福屋投手、そして法政大学・石田健大投手だ。

それぞれ特徴を持つ投手を、元西武でスカウトを務めた日野茂氏が評価をする。

早稲田大学・有原航平投手、球速と身長のある右腕

早稲田大学の有原航平投手は、187cm90kgの身体から最速で156キロの速球を投げる右投げの投手だ。広陵高校時代も甲子園で登板するなど注目をされた投手で、大学でも2年生の秋ごろから成績を残し始めると、3年生となった昨年秋は防御率0.72を記録して東京六大学で1位となった。

今季も5月19日の明治大学戦で勝利し5勝0敗、防御率も1.23とリーグ1位で、現在のところ2冠王となっている。

その有原航平投手について元スカウトの日野氏は、「まだ左打者のインサイドに対して、手で持って行っている印象があるが、球が持てるようになったらプロでも活躍できる。」と評価した。また、「フォームは素晴らしい。たまにシュート回転する球がありこれは怖い」と話している。

課題が多いように思われるが、それは187cmの大型投手で球速もすでに十分プロのレベルに達しているからのようで、大型の速球派投手について日野氏は「素質は十分なのでプロではちょっとしたヒントで一気に開花することがある。」と、やはり体の大きい投手、速い球を投げる投手は魅力であり、獲得でも優先されるという。

 

亜細亜大学・山崎康晃投手、球速とコントロールを持つ投手

次に紹介するのは亜細亜大学の山崎康晃投手。身長は177cmの右投げの投手で、大学では最速151キロを記録した。帝京高校時代は多くの素質の高い投手がおり、2番手の投手だったが甲子園で147キロを記録している。

大学でも東浜巨投手や九里亜蓮投手といった大型で実績も実力もある投手がいたため主にリリーフで登板し、3年生の時に大学日本代表として日米大学野球に出場すると、リリーフとしてメジャー予備軍のアメリカ代表に4試合で1点も与えずにMVPを獲得した。

山崎康晃投手について日野氏は「身長がそれほどないが球に角度がある。低めに球が集まり安定している」と評価する。コメントは少なく、課題も挙げにくいという完成された投手のようだ。

関連して、球速とコントロールでどちらがあったほうが良いかついては、「即戦力としてはコントロールが大切」だが即戦力ならば、速球がありコントロールが必要とのことだった。まあそうだろう。

 

明治大学・山崎福屋投手 長身左腕投手

次に紹介するのは明治大学の山崎福也投手。山崎投手は187cmと大型の左腕投手で、最速も149キロを記録する。しかし投球を見ると、ストレートとチェンジアップやスライダーを織り交ぜる投手だ。

高校時代は日大三でやはりエースとして活躍し、明治大学では1年生の秋に3勝を挙げるなど、エースとして昨年の春・秋連覇などに貢献した。

山崎福也投手について日野氏は「コントロールミスの少ない投手と言える。」と話した。また、「手首に特徴があり、スナップで球に角度や変化をつける。ストレート系のチェンジアップなどが有効」と特徴を示した。しかしその手首の使い方で「手首を下げて投げスナップをかけるクセがある」と指摘もしている。

大型左腕でコントロールとともに、カーブなど大きな変化球も持つがストレート系の球の変化が武器の山崎投手、このストレート系の球をプロの打者に見破られないように投げられるかどうかが、プロで1年目から活躍するかどうかのカギとなりそうだ。

山崎福也投手はプロでも数少ない大型左腕投手である。大型左腕投手について日野氏は「長身左腕だから評価が上がるかというと、そうでもない」と話す。ドラフト1位においては、球団の方針や要望を優先させて指名の順番を決めるが、スカウトとしては右、左関係なく、まずは横一線に実力を比べるようだ。

 

法政大学・石田健大投手 本格派左腕

最後は法政大学の石田健大投手、最速で140キロ後半も記録する左腕投手だ。広島工業高校時代は3年生の春に中国大会で8試合を投げて5完投3完封で優勝し、東京六大学リーグでは1年生の秋から登板し2年生までに9勝を挙げるなど、もっとも早くから活躍した。

石田投手について日野氏は「変化球が低めに決まるが抜け球もまだある」と評価した。同じ左腕投手の山崎福也投手に比べると、コントロールされる球を投げる確率がやや低いという印象のようだ。

プロ野球で1軍を投げる投手は、打者1人に対しての失投が1打席に1球程度という言葉が使われることがある。プロで即戦力として活躍するためには、失投を減らすことが、石田投手の課題となる。

 

いずれにしてもドラフト会議は中心になる

4人の大学生投手について評価を行った。右腕投手で大型の有原航平投手と、それほど大きくはない山崎康晃投手、左腕で大型の山崎福也投手とそれほど大きくはない石田健大投手と、それぞれ特徴を持っている。

それぞれ特徴を持った投手だが、もちろん評価は高い。ドラフト会議ではどのように評価され、どんな順位でプロ入りするのか、そして来年はこの4人がどのような成績を残すのか注目される。

 

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

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