*

プロ野球選手のセカンドキャリア

公開日: : プロ野球

日本野球機構は昨年限りで戦力外通告を受けた選手と、現役を引退した選手合計101人の進路調査結果を公表した。

野球関係の仕事に就いたのは7割

結果によると、プロ野球(NBP)関係の仕事についたのは52人で、内訳は選手契約7人、育成選手契約13人、コーチ6人、職員・スタッフ26人となっている。

独立リーグなどそのほかの野球関係の仕事に就いたのは11人で、四国アイランドリーグが1人、BCリーグが2人、外国のプロ野球が3人、社会人野球が5人となっている。

そして野球解説者などの職業に就いたのは7人で、野球関係の仕事に就いたのは70人と69%の割合となっている。

 

野球関係以外は3割

野球関係以外では一般会社就職などが15人で、就職が12人、自営が3人となっている。

その他では未定・不明が16人となっている。

 

受け皿の拡大は必要

プロ野球選手になるには、ほとんどの場合、小学校、中学校から野球をはじめ、高校、大学、社会人と野球の練習や試合などに集中して取り組む選手が多い。特に高校からプロ入りしたものの戦力外、引退した選手はまだ22歳前半と若いものの、同学年の大学生がようやく社会人としてデビューするという時期に、これまで続けてきた道から大きく進路を変えなければならない。

受け皿の野球としてはプロ野球以外では社会人野球が5人、独立リーグが3人、外国が3人と決して多くはない。しかしアマチュア野球資格の認定制度などができたことで、今後は母校に戻りコーチとして指導者の経験を積んでゆき、ゆくゆくは高校野球の監督になる選手も増えていくだろう。

ただしそれも数に限りはある。プロ野球を目指す中で、またはプロ野球選手として活動している間にも、セカンドキャリアのことを考え、他のキャリア形成やそのためのトレーニング、資格の取得などを行える環境があっても良いのではないかと思う。特に高校卒の選手に関しては、プロ野球選手を続けながら大学にも通えるような制度があっても良い。

日本ではこれから少子化となり、また他のスポーツに興味を持つ子も多くなって、野球選手は徐々に減少していくことが確実である。その中で野球という道を選択するために、そのような制度を充実しておく必要がある。

関連記事

東北楽天の快進撃と千葉ロッテの低迷を分析する

2017年のパリーグは、5月10日終了時で東北楽天が貯金12をもって首位を走る。逆に千葉ロッテはチー

記事を読む

トレードはこうやって決まる!現場とフロントの連携

 プロ野球では、大型トレードが行われると非常に大きな話題となり、またチームもガラッと変わることがあり

記事を読む

今年のドラフトは豊作か?

プロ野球キャンプでは昨年のドラフト会議で指名されたルーキー選手、特にドラフト1位で指名された選手が、

記事を読む

セ・パ交流戦が始まる!

明日、5月20日からセ・パ交流戦が始まる。2005年から始まった交流戦は今年で10年を迎える記念すべ

記事を読む

今年の西武ライオンズは行ける?石毛宏典氏に聞く

4月18日時点で7勝6敗、3位の位置にいる埼玉西武ライオンズ、辻監督に代わり、選手起用の面や戦い方に

記事を読む

気が早いけど、来年の新人王を予想してみる

プロ野球の今年度の新人王争いは、セリーグは新人最多セーブ記録を更新したDeNAの山崎康晃投手が最有力

記事を読む

育成ドラフト指名選手の支配下登録率はどのくらいか?

 2014年のドラフト会議は育成ドラフト会議で23人が指名されました。各球団の新入団選手発表でも紹介

記事を読む

一流選手が名指導者になるために

 プロ野球ではよく、「選手として一流だった人は名指導者にはなれない」と言われることがあります。もちろ

記事を読む

プロ野球選手のエラーと教育、横浜DeNA・白崎浩之選手

セリーグの最下位に低迷する横浜DeNA、4月23日の巨人戦では2年目のショート・白崎浩之選手が3失策

記事を読む

野球のセンスとは?天才は存在するのか?元プロ野球選手が語る

プロ野球の世界に、天才と呼ばれる選手がいる。それではプロ野球選手から見て「天才」はいるのだろうか?西

記事を読む



  • 解説者:日野茂氏(元横浜ベイスターズヘッドコーチ)


    解説者:石毛宏典氏(元西武ライオンズチームリーダー、オリックスブルーウェーブ監督、四国アイランドリーグ創立者)

    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」
    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」


    取材協力:元プロ野球選手が教える野球塾
    「ZEROベースボールアカデミー」
no image
桐生第一・蓼原慎仁投手が甲子園のマウンドに

ゼロベースボールアカデミーで、小学校3年から6年間、野球の練

浅村選手、炭谷捕手などFA移籍でどうなるライオンズ、石毛宏典氏が語る

今年、パリーグを10年ぶりに制覇した埼玉西武、浅村選手、山川選手、秋山

日野氏は金足農・吉田投手、石毛氏は浦和学院・渡邉投手を評価

プロ野球ドラフト会議が近づいてきた。今年も多くの選手が注目される中で、

石毛宏典が西武の戦いに「普段通りやるしかない」

10年ぶりにパリーグ優勝を飾った西武ライオンズ、かつての黄金時代のキャ

石毛宏典氏と日野茂氏が根尾選手と小園選手を評価

夏の甲子園が終わり、U18アジア大会を戦う選手たち。その中で、西武ライ

→もっと見る

PAGE TOP ↑