野球はフットワーク!
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少年野球指導
野球塾のZEROベースボールアカデミーでは、小学校低学年から中学生、そして大人まで、元のプロの選手が指導をしています。ZEROベースボールで、元プロ野球の指導者や選手がどのように教えているのか、少しずつ紹介します。
今日は、特に日野顧問が口にする「フットワーク」、野球は守備でも走塁、打撃でもフットワークが大切です。
足を使えるか
例えば内野守備、打球を体の正面で取るためには足が必要で、特に足の使い方(フットワーク)で、打球を取る姿勢が全然変わってしまいます。外野守備でも同様、打球を追う時の切り返しや捕球後にスローイングでも、フットワークが非常に大切だということが分かります。
野球は走るスポーツですが、ただ速く走れば良い、長い時間走れれば良いという物ではありません。状況を判断して瞬時に加速をしたり、ストップしたり、足の強さが必要になります。
野球塾のウォーミングアップ
ZEROベースボールでは、最初にウォーミングアップを行いますが、体を温めるためのランニングの後、体をほぐすのと同時にフットワークを鍛えるための、短距離のダッシュ、もも上げ、切り返しなどを短い距離で繰り返し行います。その時、清水宏悦校長(元西武ライオンズ)、日野茂顧問(元横浜ベイスターズヘッドコーチ)、上田 浩明コーチ(元西武ライオンズ)の3人が入り、指導をしています。これはまず最初に驚いた事でした。
特に短距離は、50Mを走るのではなく、塁間の距離約27mでのダッシュをします。特にコーチが注意をしているのは、短い距離での加速とすぐに止まる事のようです。
加速と止まる事
野球の走塁は、塁間が約27.4mと非常に短い距離を走ります。そのため、50m走で終盤から加速するような走り方ではなく、スタートしてからすぐに加速する事が大切になります。その瞬発力で1塁までの駆け込みのタイムが変わってきます。
それと同時にピタッと止まる事も大切です。ランナーの時、状況を判断してすぐに止まって元の塁に戻ったり、守備でも打球や送球に反応して走っている方向を変えたりと、全速力で走っている状態から急に止まったり、切り返さなければならない事が多いスポーツです。
そのため、全速力の状態から、いかにすぐに止まれるかも重要になります。野球塾ではダッシュの加速と合わせて、決められた位置まで全力で走り、そこからすぐに止まるという練習も行っていました。
切り返しなどのフットワークをするためには、強い瞬発力のある足が必要になります。その足を鍛えるためのトレーニングを是非行ってください。
野球塾・ZEROベースボールの少年野球指導では、元プロ野球の指導者や選手がどんな教え方をしているのか、これから紹介してまいります。ご期待ください。
(記事:Professional-view Baseball 編集部)
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