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エラーをしてしまったら、エラーをした選手がいたら

公開日: : プレー解説

野球をしていて、エラーはミスはつきものです。どんな選手でも1回はエラーをしたことがあるでしょう。大切なのは、そのエラーをした時に、どんな姿勢を見せるか、そしてチームメイトがエラーをしてしまったときに、どんな風にするかです。

どんな一流選手でもエラー

どんな一流選手でも、エラーをします。昨日、珍プレー好プレーの番組をやっていましたが、映像に移るのは、やはり人気のある一流選手、そしてその一流の選手がエラーをしているのです。

エラーをした時、どんな態度をすればよいでしょうか。元西武ライオンズの石毛宏典氏はエラーをした後、ベンチに帰って一言、「すみませんとベンチ全員に聞こえるように謝った」そうです。

そうすると他の選手からいろいろな声がかかり、そしてコーチからも「お前、明日30分早く出てこいよ」と言われ、それでまたチームが一つになります。

確かに一流選手だから許される、もし一軍と二軍を行ったり来たりの選手だったら、翌日には二軍行きが伝えられているかもしれません。それでもこの一言があるとないとでは、チームメイトの印象も大きく変わってくるでしょう。

態度の取り方

石毛氏がオリックスの監督をしていた時、ある選手に送りバントのサインを出しましたが、それに失敗してベンチに戻ってきました。するとその選手は、手袋を外してベンチに投げつけた態度を取りました。

それを見て石毛監督は「照れかくしでそんな態度を取るな!一言ないのか!」と怒ったそうです。

エラーやミスは懸命のプレーで出たのならば仕方のない事です。その後の態度や姿勢で、その選手の評価が変わってきます。

大舞台では一つのエラーが大きく影響してしまう

エラーといえば、今年の日本シリーズでは、エラーから失点をして試合が決まったケースがありました。大舞台だから特別といって、緊張してエラーが出るという事はないと石毛氏は話しますが、大舞台のエラーはその後の試合を決めてしまう印象があります。

これについて石毛氏は「ひとつのエラーに意識過剰になっていて、エラーが出るとチーム全体に影響するのかもしれない」と話しました。エラー一つは普段の試合も日本シリーズの試合でも一緒ですが、そのエラーをチームが重く受け止めすぎてしまう事で、その試合の流れを作ってしまうようです。

大舞台でも普段通りとは口にしますが、やはり難しいもの。問題は、そのエラーを試合の流れに影響しないようにするには、チームメイト全員の気持ちだったり掛け声だったりします。エラーの影響を打ち消すくらいの盛り上げができれば、影響は小さくなるでしょう。

エラーの後に何をするべきか、やはり野球はチームのスポーツですね。

(Professional baseball view 編集部)

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