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左打者には左投手?確実性を上げるために逆方向を狙う?野球の常識とは

公開日: : プロ野球

日本の野球で常識と考えられている事について、元西武ライオンズの石毛宏典氏に聞いた。

夏の甲子園で北海高校が、作新学院・今井達也投手の攻略に多くの打者がバスターの構えからヒッティングを行った。しかし石毛氏は、バスタは難しい方法(バスターは難しい)と話した。

この他にも日本の野球で常識と考えられているプレーについて、聞いてみた。

1.左打者には左投手か?

 プロ野球では試合終盤のチャンスなどで強力な左バッターが登場すると、ワンポイントなどで左投げの投手を出すケースが目立つ。左vs左は打者にとって打ちづらいと考えられており、また日本では左投げの投手が少なく右投手が多い事から左投手の経験数が少ないと考えられており、左投手を出すケースがある。

これについて石毛氏に聞くと、「あまり関係ない」と話した。左投手でも独特なフォームや特別な変化球がある場合には有効かもしれないが、それは右でも一緒だという。データをみると確かに左投手が苦手な打者もいるので、それによって起用すると話した。また投手にも左バッターに投げるのが苦手な人もいて、一概に投手が有利ということは無い。

ただし、試合で左バッターに右投手をそのままぶつけたとして、結果的に悪い結果になった場合はファンや解説者などからいろいろと言われる事は考えられる。そういう意味では起用するチームや監督の選手に信頼と度胸の要素が大切になる。

2.確実にヒットが欲しい時は逆方向を狙う?

プロ野球でも高校野球などでも、確実なバッティングを狙ったり、または相手投手の実力が上の時には、「逆方向に打て」と言われる事がある。これについて石毛氏に聞くと、「本当に大切なのは自分のスイングができる事」と話し、逆方向に打つことで自分の打撃ができなくなるのならばそれは違うという。逆方向への打撃のメリットとしては、「ファールを打つことが増え、相手投手に球数を投げさせることはできるかもしれない」と話した。

自分のスイングがやや大振りになっている場合には、逆方向を”意識”してややコンパクトなスイングになるようにするという事はあるとのこと。

また打線で、右と左がジグザグになるように組む監督が多い。これは交互にすることで、投手に一人一人違う意識をさせる事で、疲労を招いたり、コントロールミスを誘ったり、心理的な面を考えての物だと考えられる。また相手監督の心理を考え、交互にしておくとそれに合わせてリリーフ投手をどんどん使わせていくという事も考えられる。

3.捕手が座ったまま送球する事は?

甲子園ではたまに、座ったままでセカンドへ送球をし強肩を見せる選手がいる。確かにメジャーリーグばりの強肩を見ると驚き、ファンも喜ぶ。また高校野球では試合時間短縮のために、捕手が投手に送球を返すとき、球審が立たずに座ったまま投げるようにいう事もあるという。

これについて、元横浜ベイスターズヘッドコーチの日野茂氏は「フットワークの練習に繋がらない」と話す。ボールをきちっと取って、しっかりとしたフットワークで送球をすることが大切で、「立って、歩いて、返す」事が大切だという。

石毛氏は、「特にメジャーではキャッチャーは重労働、いちばんきついポジションと言われる」と話し、捕手は大切なポジションだと話す。

 

そして最後にプロ野球の事について、聞いてみた。

広島カープの練習量は多いのか?

広島カープは今年セリーグの優勝を飾った。良く聞くのは「広島は練習量が多い。練習で育てていく」という事。これについて石毛氏に聞くと、「特に詳しく見たわけではないが、確かに練習量が多いと聞く」といい、そして「根本さんの影響だろう」と話した。

石毛氏は西武で根本陸男氏の指導のもとにプロ野球をスタートさせたが、根本イズムとして練習は厳しかったと話す。その根本氏はその西武ライオンズやクラウンライターの監督になる前、1967年から72年まで広島カープのコーチや監督を歴任した。この時に広岡達郎氏などをコーチに招聘し、山本浩二、衣笠祥雄などを育て、赤ヘル軍団の基礎を作っているが、この時に広島の厳しい練習という印象が定着したのではないかと話す。そして根本氏や広岡氏はその後西武に移り、黄金時代を築いた。

広島はお金のない球団で、「選手を育てると方針にならざるを得ない。の中で一番大切なのはやはり練習」と石毛氏は話した。

(Professional baseball view 編集部)

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    解説者:石毛宏典氏(元西武ライオンズチームリーダー、オリックスブルーウェーブ監督、四国アイランドリーグ創立者)

    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」
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    取材協力:元プロ野球選手が教える野球塾
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