*

バスターは難しい

公開日: : 高校野球

夏の甲子園大会の決勝戦、作新学院の今井達也投手と対戦した北海高校は、その試合で多くの打者がバントの構えからのヒッティングを見せた。これについて石毛宏典氏が指摘する。

バスターは難しい打法

「決勝でバスターを多用したのは残念だった」と石毛宏典氏は話した。「引いて打つ技術は難しい」とバスターというのは難しい打法だと指摘した。そして、「引いた反動でうちに行ってしまうため、あのボールを捉えづらくなる」と指摘した。

バスターは、球の速い投手に対してタイミングを取りやすくするため、などと用いられる事も多いが、バットを引いてしっかりと自分のバッティングフォームで止めて、再びうちに行くことができなければ、バッティングフォームは崩れてしまう。それができるようになるには高い技術が必要だという事だ。北海高校がそれを身に着けるために、バスターの練習を積み重ねてきていたのかもしれないが。

これまで対戦したことが無いような速球派投手と対戦するにしても、いつもやらないことをやるよりは、何万回も何十万回も素振りをして身に着けた自分のバッティングでやったほうが良いだろう。

優勝予想が難しかった

筆者も毎年、甲子園に出場チームを見て優勝を予想するが、ほとんど当たったためしがない。今年も作新学院が、今井投手がこれほど試合を作れる投手とは考えなかったし、北海高校がこれだけの力を発揮する事も予想できなかった。

でもこれは希望でもある。チームに注目選手がいて、その前評判通りでチームの優勝が決まってしまうのならばおもしろくない。思い返せば早稲田実の斎藤佑樹投手のように、甲子園で急激に成長するような選手がいたり、甲子園でチーム全体がどんどん成長しまとまっていくようなチームがある。

今現在で実力の差を感じたって、あきらめることは無い。練習を続けていけば、あるタイミングで急に結果が出てくる事だってある。希望が持てる。

(Professional baseball view 編集部)

関連記事

STEPUP

代表に集った選手たちは、何を得たのか?

 8月の甲子園終了から約2週間、侍ジャパンU18代表が集まった。約17万人の高校野球部員の中から選ば

記事を読む

Koushien

センバツ高校野球大会、夢は夏に向かって

センバツ高校野球大会は今日、決勝戦を迎える。智弁学園vs高松商という、名門で強豪でありながら、決勝で

記事を読む

Koushien

高校野球は大阪桐蔭が優勝!夏の甲子園の勝率は8割8分、8度出場して4度優勝

 夏の高校野球が大阪桐蔭が優勝した。大阪桐蔭はこれで夏の大会は4度目の優勝で、中京大中京の7度、広島

記事を読む

Koushien

小豆島と小豆島高校と甲子園

小豆島高校がセンバツ大会に出場、1-2で惜しくも敗れ甲子園1勝はならなかったが、落ち着いた戦いぶりを

記事を読む

Koushien

敦賀気比が初優勝、思いを継いで福井県勢が甲子園初制覇

 選抜高校野球大会は敦賀気比の優勝で幕を閉じた。敦賀気比は、昨年(2014年)の夏にベスト4、201

記事を読む

Koushien

横浜高校の渡辺監督が勇退、約半世紀の監督人生

 横浜高校の渡辺監督が今年限りで勇退するという報道がされた。70歳、昨年、同校の小倉部長が勇退したが

記事を読む

Koushien

石毛宏典氏の高校野球への提言

8月が終わり、高校野球は新チームの戦いが始まっている。この夏も各地で、甲子園で多くの選手がプレーした

記事を読む

Koushien

高校球児が増加し初の17万人越え、その背景は?

 高校野球連盟は2014年5月末現在の部員数を発表し、昨年より3224人多い170,312人となった

記事を読む

notes

野球と自分の実力の評価

 野球選手は時には道の選択が必要になる時がある。熱戦が繰り広げられている高校野球でも、3年生は夏の大

記事を読む

日野さん

今年のドラフトの目玉は高校生左腕、履正社・寺島成輝投手を元プロスカウトが評価

 今年ドラフト会議では、創価大の田中正義投手が一身に注目を浴びている。10年に一人、20年に一人と評

記事を読む



  • 解説者:日野茂氏(元横浜ベイスターズヘッドコーチ)


    解説者:石毛宏典氏(元西武ライオンズチームリーダー、オリックスブルーウェーブ監督、四国アイランドリーグ創立者)

    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」
    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」


    取材協力:元プロ野球選手が教える野球塾
    「ZEROベースボールアカデミー」
ishige2
盗塁:バッテリーとランナーの3.3秒の攻防

盗塁は、日本の野球に置いて、チャンスを広げ、得点を挙げるために重視され

石毛宏典
大谷翔平選手はメジャーで二刀流で活躍できるか、石毛宏典氏に聞く

いよいよ大谷翔平選手が、メジャーに移籍した。アナハイムエンゼルスで今季

draft_box
この12人はなぜドラフト1位指名されたのか

以前の記事「ドラフト1位候補の12人を石毛宏典氏、日野茂氏とチェック」

石毛宏典
選手は最終的には態度で評価される

プロ野球に限らず、高校野球、大学野球などの選手は、素晴らしいバッティン

石毛宏典
エラーをしてしまったら、エラーをした選手がいたら

野球をしていて、エラーはミスはつきものです。どんな選手でも1回はエラー

→もっと見る

PAGE TOP ↑