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こういうプレーはプロ野球選手として恥ずかしい

公開日: : 最終更新日:2016/07/01 プレー解説

6月25日の横浜DeNA-巨人の試合、2回裏に阿部選手が犯したエラーに、元プロ野球選手で中央大の先輩である日野茂氏は、「プロ野球選手として恥ずかしい」と話した。どんなプレーだったのか?

悪送球

場面は2回裏、1点をリードしながらも1アウト満塁のピンチ、バッターはファーストにゴロを打ち絶好の併殺のチャンスだった。

打球は比較的強く、ファーストベース付近でほとんど動く事もなく胸元で捕球をした巨人の阿部慎之助選手は、ホームゲッツーを狙いホームに送球した。しかし、その送球は一塁側にそれてキャッチャーが捕球することができず、ボールが転がる間に3塁ランナー、2塁ランナーがホームに生還し逆転を許してしまった。

このプレーに日野氏は「プロ野球選手としてとても恥ずかしい」と話し、原因を指摘する。

「送球はスライダー回転しファースト側に逸れていた。基本であるスナップスローができていない証拠」と話す。

キャッチボールの基本として、投げた後は親指が下、小指が上に来るようにスナップを使う。しかし阿部選手は中央大学時代より、スナップの使い方が悪く、日野氏は中央大時の阿部選手にそのことを指摘したという。しかしプロ野球で一流の捕手として実績も残している阿部選手だが、その使い方は変わっておらず「いつも気になっている」と日野氏は話した。

キャッチボールの基本

エラーはいろいろあるが、これは基本ができていないプレーであり、「このプレーは悪い例として教材となる」と話した。

阿部戦選手は長く捕手をしており、ファーストでのプレーは慣れていないのでは?と聞くと、「ミットの芯に入っていたかどうか。また、キャッチャーミットとファーストミットの違いはある」という。しかしキャッチボールの基本でのミスについては弁解の余地はないと話す。特にキャッチャーを長い間していた選手であればなおさらスローイングは正確に行えるはずと指摘した。

慌てるような打球でもなかったし、焦ったとしてもキャッチボールの基本ができていれば、起こり得ないプレーだったとい日野氏は指摘する。

一流の阿部慎之助選手だからこそ見せてほしくないプレーだったし、中央大学の後輩だからこそ厳しく指摘をした。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

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