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2020だけを見ていていいのか?

公開日: : その他

2020年に東京オリンピックが開催する事が決まり、準備にも加速感が出てきている。しかし先日、東京オリンピックの組織委員会が、新国立競技場の周辺にある施設である、神宮球場、神宮第2球場、テニスコートなどの、約半年間の使用中止要請を行ったというニュースが入った。

スポーツの祭典であるオリンピックによって、スポーツをする機会が奪われるというのなら、オリンピックはやる必要はない。

大学野球の聖地である神宮球場

今回は野球の範囲だけに特化して話を進める。神宮球場、神宮第2球場の使用中止要請は、報道では大会期間中と書かれている。オリンピックの開催期間は7月24日から8月9日まで、パラリンピックの開催期間は8月25日から9月6日までで、開催期間でいうと1ヶ月半ほどなのだが、5月から11月末までの期間で中止要請を受けているという。

またその理由として、競技のために使われるのではなく、資材置き場といった用途で使われるという。

神宮球場はご存じのとおり、東京ヤクルトスワローズの本拠地であり、5月から11月末といえば、シーズンの大半を占める。また、神宮球場は大学野球の華・東京六大学や東都リーグの拠点であり、東京の高校野球の大会も開催される。特に大学にとってはにとっては大学野球の全国頂点を決める場であり、甲子園球場が資材置き場になり、夏の甲子園大会が中止になるようなものだ。

オリンピック後を見ていない組織委員会

オリンピックを開催する事により、スポーツの大会ができなくなるという、笑えない状態になっている。スポーツの祭典を行う組織委員会のメンバーは、スポーツのことを考えていないのではないかと思いたくなる。自分たちが催す大会が成功すればよいとだけ考えているようにしか思えない。

まだ正式にオリンピック競技になっていない野球に対し、強気になっているような印象も受ける。

東京オリンピックを開催する事はもちろん大切で、それに向けて様々な組織やスポーツ選手が努力を続けている。2020年に向けて若い選手たちも成長をしている。

日本のスポーツは2020年で終わりなのだろうか? 2021年以降の甲子園を目指す野球選手や、ちょうど2020年が大学4年生となる選手にとって、1年間神宮球場が使えないという事はどういう想いなのだろうか?

また約1年間を本拠地で戦う事ができない東京ヤクルトスワローズは、2021年に、それまでと同じようなファンを維持することができるのだろうか?日本のプロスポーツのトップである野球の2021年以降は考えられているのだろうか?

2021年以降も続いていく

スポーツも、スポーツ以外の経済的な話題でも、盛んに2020という数字が取り上げられる。しかし、日本も日本のスポーツ選手も2021年以降も続くし、そこに未来がある若い人も大勢いる。

日本の議論は人口の多い世代が主導して進められる事が多く、さながら自分たちの集大成のような感じで物事を進めているような雰囲気がある。

しかし自分たちの事だけでなく、将来を考えてみていかなければいけない。2020だけを叫んでいてはいけない。

(Professional baseball view 編集部)

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