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社会人野球は危機感を

公開日: : 社会人野球

毎年、日本の野球で最も早い公式戦は、社会人野球のJABA東京スポニチ大会である。今年もあと1か月後の3月9日に開幕し、今シーズンの野球大会が始まる。

新人デビューのスポニチ大会

高校野球の対外練習試合が解禁されるのが3月8日と決まっている。そしてその翌日、3月9日に社会人選手たちが一足早く公式戦を戦う。

まだ寒さが厳しい中で行われるこの大会だが、試合内容は白熱したものが多い。優勝すれば日本選手権に出場が決まる日本選手権対象大会の一つで、その中で唯一の東京(東京近郊)開催の大会である。関東に拠点を置くチームやそのほかの地域からも、いち早く日本選手権出場を決めたい強豪が集結する。

今年も社会人の強豪チームが集結した。

Aブロック Bブロック Cブロック Dブロック
JR東日本
日本通運
ジェイプロジェクト
大阪ガス
鷺宮製作所
JX-ENEOS
JFE東日本
JR東日本東北
東京ガス
かずさマジック
富士重工
JR九州
明治安田生命
東芝
西濃運輸
日本新薬

 

この大会にはプロのスカウトも大挙して集まる。昨年までマークをしていた選手が、今年はどのような調子なのか、そして秋にはドラフトで指名してもよい選手になっているのかを注目する。これにより、今年1年間、優先して追いかけ続けるかどうかを判断する事にもつながる。

または昨年まで大学などでマークしていた選手が、社会人となりどんな力を見せるのかをチェックする事も重要になる。大学卒の社会人選手は2年間で再びドラフト指名解禁となる。来年のドラフト候補になるのだ。そしてすぐにプロで活躍する選手は、社会人1年目から活躍が目立つ選手が多い。社会人に入っても他の選手より目立つ活躍できる選手は、やはりプロでという事になる。

 

踏みとどまるか、社会人野球

昨年は社会人出身選手のドラフト1位指名が0人に終わった。ドラフト会議では大学生が中心となる年が多くなっており、ドラフトだけをみると社会人野球の存在感はやや薄れている。実際にはプロでは社会人出身選手が多く活躍するのだが。

今年は東京ガスの山岡泰輔投手や大阪ガスの酒居知史投手のドラフト1位指名は固いと言われている。社会人野球で揉まれた投手はプロ野球でも即戦力として考えることができる。通常ならば社会人野球出身選手は投手・野手とももっと注目されていいはずだ。

もっとプロ野球に進む選手が増え、チームが自然に若返り活性化するような形になっていかないと、チームは沈滞気味になる事もある。そしていずれ、特定のチームだけからプロに行く選手が出てくるような偏りが出てしまうかもしれない。そうなると全体的な盛り上がりは欠け、野球部の必要を感じなくなる企業もまた出てくるだろう。

社会人野球はもっと危機感をもっていくべきだろう。大学は首都リーグや関甲新リーグなどがリーグの戦い方を変えてみたりとチャレンジをしている。東都大学リーグもさらに発展するための改革を進めようとしている。

都市対抗は企業の応援もあり毎年盛り上がりを見せるのだが、それにおんぶしていないか、もっと危機感を感じるべきだろう。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

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