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高校野球選手の発言と時代

公開日: : 高校野球

 高校野球の熱戦が続き、また多くの高校が敗れている。注目された高校野球選手は新聞記者のインタビューを受け、その後の進路についても聞かれたりする。その受け答えにも時代の流れを感じさせる。

気を遣う発言

 昔の映像を見ると、新聞記者もかなりの上からの質問を投げていたりする。そしてまた、高校生もいわゆるタメ語で答えたりと、今との違いに驚かされる。今の高校生のインタビューの受け答えを見ると、気を遣いすぎているくらい言葉をきちんと選び話をしている。

 例えば「監督」のことを「監督さん」と呼ぶ選手が多い。監督との距離が近くなったという事もあるのだろうが。また、ドラフト会議の後に、球団から指名された選手が「日本ハムさんから指名を受けて非常にうれしく思います」「西武さん・・・」と球団名にさんをつけたりする。それがおかしいとは言うつもりはない。高校生も先方や大人に気を使っているのが良く分かる。

 

進路についても

 以前は行きたい球団名を口にしたり逆指名をしたりもしていたが、今では球団名は口にできない。その中で、プロ志望するか大学や社会人に進むかという発言をするが、ここにも変化がみられる。

 当然進路は決まっていないか、決まっていてもはっきり言えない事もある。そこでこれまで使われたきた答えは「監督や家族と相談して決める」というものだった。しかし今年、進路について尋ねられた時に聞かれる答えは「将来はプロ野球選手」という言葉だった。

 この言葉だと、今年すぐにプロ野球志望届を出してプロに行きたいのか、それとも大学や社会人に進んでからなのかをあいまいにしている。ただしプロ入りの希望があることは明らかにしている。さらに周囲に相談するだけでなく自分で決断するという意思も伝えている。

 どこから広まったかわからないが、非常に良い言葉であり、取材をする側にとっては分かりにくい言葉だ。

 高校野球選手の発言に、指導者との付き合い方、大人との付き合い方、自分の意思など時代が反映している。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

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