*

大ブレーク、創価大・田中正義投手

公開日: : 大学野球

 侍ジャパン大学代表とプロ野球(NPB)の若手選手が対戦したユニバーシアード壮行試合、創価大の田中正義投手がプロを相手に4回パーフェクト8奪三振で世間をアッと言わせた。

怪物は突然現れる

 これだけのピッチングをする投手だが、高校時代に甲子園で活躍したり、プロが獲得を目指しながらも拒否して大学に進んだわけではない。田中投手は高校1年時は投手としてエース格として登板しているが、肩を痛めその後は外野手としてプレーしている。野手としても15本のホームランを放つなどプロ野球スカウトから注目されていた。

 詳しくは創価大・田中正義投手を元プロスカウトが評価、高校生の時に獲れなかった理由 に掲載しています。

 元プロスカウトの日野氏も高校時代の田中投手のフォームを見て、「このフォームで肩をケガしたと聞くと、故障を恐れてスカウトは獲得を尻込みしたかもしれない。」と話しました。その評価や現在の評価なども上記の記事に載せています。

 このように高校時代はケガにより、その投手としての才能を隠したまま大学に進学していたのが、田中正義投手でした。

 

まだ課題も

 創価大は東京新大学リーグで、東京を中心としたリーグですが、東京六大学や東都に比べるとマイナーなリーグです。しかし、参加している大学は、元広島の名将・古葉監督が率いる東京国際大であったり、155km/hを記録し大学野球選手権では勝利後に「将来は公務員に」と発言して話題となった流通経済大の生田目翼投手などがおり、レベルの高いリーグである。

 その中で創価大は常に強さを発揮し、東京ヤクルトで1年目からエースとなった小川泰弘投手や、今年の横浜DeNAのルーキーで、ショートで好守備を見せる倉本寿彦選手など、多くのプロ野球選手も輩出しています。

 リーグ戦で田中正義投手は、もちろんあの球を投げていれば打たれないのですが、試合によって好不調が激しく、乗っていない球を投げる試合もあります。また、守備でも課題を見せるなど、まだ投手としての経験が問われる所もあるようです。しかし、プロでもあれだけの直球を投げる投手は少なく、大谷翔平、藤浪晋太郎世代で二人と肩を並べると評され、それだけで十分という感じもします。

 この壮行試合でスポーツ紙も複数紙が1面で取り上げ、ニュースなどでも話題となり、田中正義投手の名は全国区となりました。将来はメジャーリーガーをを目指す田中投手、これからどんな結果を残しどんな評価を得てどんな進路を歩むのか、非常に注目される選手です。

関連記事

6dai1

東都で優勝した専修大学、まだ狼煙を上げただけに過ぎない

 東都大学リーグは専修大が26年ぶりの優勝を飾った。前回優勝時に6勝を挙げてMVPを獲得した岡林洋一

記事を読む

jingu

さよなら、僕の野球!大学野球選手権と野球からの卒業

 5月、大学野球の春季リーグ戦が終わり、大学野球の春のクライマックスである大学野球選手権が行われてい

記事を読む

挫折と栄光

挫折もありの野球人生

 野球人生は、平たんな道ではないようだ。少年野球、高校、大学、社会人、そして独立リーグ、プロ野球、メ

記事を読む

yakyu

大学野球に危惧、石毛宏典氏が語る

ドラフト会議のシーズンが近づいてくる。高校野球の選手はテレビ中継などもあり、また青春のドラマとして注

記事を読む

Jingu

中央大・島袋洋奨投手の現在、甲子園優勝投手の進路に関して

甲子園の春夏連覇、新しい所では2012年に大阪桐蔭が藤浪晋太郎、森友哉といったメンバーで、1998年

記事を読む

6dai1

学生野球の怖さ

東都大学野球リーグは亜細亜大が8勝2敗で優勝を勝ち取った。開幕2連敗からの逆転での優勝だった。学生野

記事を読む

sougankyou

2016年のドラフト候補の目玉・田中正義投手

2015年のドラフト会議が終わり、2016年のドラフト会議に向けたスカウト活動がスタートしている。

記事を読む

6dai1

島袋洋奨投手はプロで活躍できるか

 2010年の高校野球は興南高校が春夏連覇を達成した。その時のエース・島袋洋奨投手は大学時代に明と暗

記事を読む

mound

京都大学の勝ち点への道のり

関西学生野球リーグの京都大学が5月7日の同志社大戦で勝利し、23季ぶりの勝ち点を挙げた。この勝ち点の

記事を読む

keio

新・慶応義塾大野球部が始動、全国大会で優勝するために

 慶応義塾大は大学野球の雄である。早稲田大とともに日本の野球の発展を担ってきた。東京六大学でも今年春

記事を読む



  • 解説者:日野茂氏(元横浜ベイスターズヘッドコーチ)


    解説者:石毛宏典氏(元西武ライオンズチームリーダー、オリックスブルーウェーブ監督、四国アイランドリーグ創立者)

    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」
    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」


    取材協力:元プロ野球選手が教える野球塾
    「ZEROベースボールアカデミー」
draft_box
この12人はなぜドラフト1位指名されたのか

以前の記事「ドラフト1位候補の12人を石毛宏典氏、日野茂氏とチェック」

石毛宏典
選手は最終的には態度で評価される

プロ野球に限らず、高校野球、大学野球などの選手は、素晴らしいバッティン

石毛宏典
エラーをしてしまったら、エラーをした選手がいたら

野球をしていて、エラーはミスはつきものです。どんな選手でも1回はエラー

石毛宏典
ドラフト1位候補の12人を石毛宏典氏、日野茂氏とチェック

 いよいよ今年のドラフト会議が来週木曜日(10月26日)に開催される。

石毛宏典
石毛宏典氏は中村奨成選手を絶賛、プロもマネをするべき打撃

石毛宏典氏は今年の夏の甲子園で、久々に注目したバッターがいたと話した。

→もっと見る

PAGE TOP ↑