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12球団の開幕前の想定と開幕してから ~パリーグ編~

公開日: : プロ野球

 プロ野球が開幕して対戦相手が一巡し、自軍のチーム戦力やチーム状態、そして相手の戦力の手応えを感じています。それと共に、チームの状態の良さ、悪さがはっきりし、パリーグではオリックスは既に首位から7ゲーム以上の差をつけられる波乱が起こっています。

戦力分析

 当初、評判が高かったのは昨年日本一の福岡ソフトバンク、投手では松坂大輔投手などを獲得したものの、例年のような大型補強は行いませんでした。ただし打線が特に充実しており、現有戦力で十分日本一になれると評価でした。また昨年は最後まで優勝争いをしたオリックスは、金子投手の残留に加え外国人では日本で実績のあるブランコ選手とバリントン投手、FAで北海道日本ハムから勝負強さのひかる小谷野選手、そしてアメリカで結果を出せなかったものの、西武で活躍をしていた中島裕之選手を獲得し、補強に関しては12球団でNO1だったと思われる。

 パリーグではその他の球団は大物選手の補強というものはなく、評論家は2チームが抜きんでていると評価した。

 

パリーグ上位3チーム

 首位に立つ北海道日本ハムは、接戦をものにしている印象がある。大谷投手や上沢投手を中心に投手陣が守り、打線は特に目立つ選手はいないものの、ここぞというときの勝利打点を挙げている。打線のつながりが良くバランスが良いと言う感じで、チーム状態は非常に良さそうだ。この状態で勝利を重ね、夏以降は昨年のドラフト1位・有原航平投手や野手の爆発などで一気に優勝にたどり着くかもしれない。

 千葉ロッテも当初は下位予想が多かったのだが、石川投手や涌井投手のほかに、チェン投手、イ・デウン投手が加入しローテーションが回るようになった。まだ5回前後での投球が続くが、先発については計算できるようになり、成瀬投手が流出したことを感じさせない。そして打線も今江選手、井口選手、角中選手が好調で、千葉ロッテらしい戦いができている。

 東北楽天は4月14日現在で6勝5敗とまずまずのスタートとなっている。大久保監督が新任の監督という事もあり心配もされたが、チームのビジョンを明確にし、松井裕樹投手を抑えで起用するなど強いリーダーシップを見せている。気温の低い試合が多いものの投手陣が踏ん張っている。エースの則本投手が2敗と誤算だが、アマチュア時代に期待された2009年のドラフト1位・戸村投手や、2010年ドラフト1位の塩見投手、そして美馬投手などが調子が良い。

 この3チームは勝ちすぎもせず、ほぼ首脳陣の戦力分析通りになっていると思う。東北楽天はエースの則本選手が勢いを取り戻せば上に上がっていく投手陣を持っている。

 

パリーグ下位3チーム

 下位といえど、福岡ソフトバンクと埼玉西武は7勝6敗で貯金をしており、上位とほとんど差はない。福岡ソフトバンクは寒さの影響などもあり自慢の打線の爆発が少ないが、やはり安定した投手陣、打撃陣で5割をキープしている。ただし本多選手がケガにより離脱と、レギュラー陣に故障が出ており不安な要素も抱えており、若手の台頭が必要な時期が来そうだ。

 西武は打線に関しては、中村選手、浅村選手、森選手、秋山選手、栗山選手など選手の力はトップクラスなのだが、なかなかそろう事は無い。今年はそれぞれが好調とは言えないものの、場面場面で活躍をしている。暖かくなって来ればリーグ1の打線になりそうだ。

 ここまでのチームはほぼ首脳陣の戦力分析通りになっているとみられるが、オリックスだけが大誤算となっている。金子投手の手術は織り込み済みだったが、西投手が昨年後半から勝てなくなっており、バリントン投手など投手陣は我慢をしているものの競り負けている。打線は糸井選手が中心になるとみられるが、まだ線としてつながっている感じではない。小谷野選手、ブランコ選手が外れ、昨年の打線に近い状態になっていくかもしれない。

 特に気になるのは、選手や首脳陣が必至になりすぎている感じで、精神的に追い詰められている印象を受ける。こうなるとなかなか抜け出すのは難しい。まずは明るい話題をもたらすためのきっかけをつくればその状態から抜け出すだろう。金子投手の復帰がそれにあたるかもしれない。そこまでは我慢が必要だろう。金子投手が復帰して結果を出せば、大型補強した戦力の高さで連勝できるチームだと思う。

 

 パリーグは抜け出すチームは無く、優勝争いは夏場勝負となりそうだ。その時に考えている戦力が活躍をしているか、故障などで離脱した時に、穴を埋める戦力があるかどうか、または勢いをもたらす若手選手が現れるかなど、微妙な所で勝敗が決することになりそうだ。

(Professional baseball view 編集部)

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