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プロ野球が少年野球チームを運営へ

公開日: : 少年野球指導

 東北楽天がリトルシニアのチームを運営していくことが分かった。リトルシニア連盟に所属し、最初は20人、その後は毎年10人ずつを募集していくという。プロ野球の挑戦が始まっている。

少年世代へのアプローチ

 多くの野球選手は野球を始めたのは小学校低学年から高学年という事が多く、その中で、中学生から本腰を入れるようになったという選手もいる。近所には少年野球チームがあり、とりあえずボールを触ってみる事から始まる。

 野球を続けるかどうかのこの大切な時で、多くの少年野球チームは、指導者が野球の指導方法を考え、学び、少年に野球を伝えている。しかし、野球経験の少ない指導者のいるチームで指導を受け、理不尽な指導や選手起用をうけて野球をやめてしまう子もいる。

 この大切な時にプロ球団もアプローチをし始めている。球団が直々に野球教室や野球スクールを開き、元プロ野球選手や現役選手が野球の楽しさや指導をしている。また、球団だけでなく、プロ野球OBや選手会なども独自に野球教室を開いている。

 また、元プロ野球選手が少年野球チームを持ったりするケースもあり、この世代は意外と「プロ」との接点がある。

 

大切な中学時代

 そして中学生いなると、身体ができてきてプレーが大人のものに近くなってくる。同時に身体的な違いや能力違いがあらわれ、そして義務教育が終わり本格的に進路を選択するための受験勉強が始まる。この中で野球を続けるべきか、受験勉強をするために学習塾に通うのかといった判断をすることになる。

 ZEROベースボールアカデミーでは、元プロ野球選手のコーチが小学生や中学生の指導をしているが、中学2、3年生あたりで受験のために野球をやめる選手もいる。また選手の中には、他の選手と比べて体が小さかったり、プレーが上達せずに「高校、大学、プロで野球を続けられない」と自ら判断してしまう選手もいる。

 プロのコーチから見てても、まだ体は出来ていないがこれから成長すると思う選手も、自ら「あきらめる」判断をしてしまう選手がいることを残念がる。

 自分がどのあたりにいて、これから伸びるのか?今後、野球を続けていくために、何をやっておけばよいのか、とても重要な時期が小学生、中学生の時代にあり、そこには指導者が必要となる。

手つかずの高校野球

 中学野球の指導はかなり本格的になり、シニア、ボーイズまたは軟式でも名門と呼ばれるチームがある。今回の東北楽天の挑戦はまずここから始まった。また千葉ロッテも野球スクールを積極的に行っており、おそらく数年後には少年野球チームを作るだろうと予想される。またZEROベースボールアカデミーのような野球塾も広まりつつある。

 しかし、プロ球団や野球塾ができるのはここまでだ。高校野球になると(基本的に)プロ野球選手と自由に接触することが、学生野球憲章によって禁止される。選手の指導はすべて、各高校に任されることになり、選手も甲子園を目標とする事になる。

 今ではアマ指導資格の復活制度もでき、元プロ野球選手が高校などで指導をすることができるが、やはり自由に指導をしたり接触をすることは難しい。

 高校野球を目指すことで、これまで多くの選手が成長したことは間違いないだろう。しかし、高校野球を目指す中で、故障により夢破れたり、いろいろな理由でチームのレギュラーになれず、満足いく高校野球生活を送れなかった選手もいるだろう。野球の推薦で入学した選手などは、退部をし退学までしてしまう選手もいる。

 その時受け皿となり、高校の野球でプレーができなくても別の道で野球がうまくなる制度があってもいい。また、甲子園を目指すだけでなく、将来のメジャーリーグ入りを目指す選手も出てきているだろう。そういう選手のため組織があってもいい。

 少年には野球以外でもいろいろなものを体験してほしい。その中で野球で行くと決めた選手には、いろいろなルートで野球を続けられるように、これからチャレンジが必要となる。

 (Professional baseball view 編集部)

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