*

元スカウトがこれからプロに進む選手に伝えたいことは、「ビビって生きろ!」

公開日: : プロ野球

 プロ野球ではドラフト会議で指名された選手が、続々と仮契約を交わしている。いよいよプロの道を歩む。そしてプロの第一歩を踏み出すのに大切な事があると、元スカウトの日野茂氏は話す。

キャンプまでにすること

 プロ野球は来年1月にも新人の合同自主トレなどが行われる。ドラフト会議で指名された選手がどのようにこのオフを過ごすのかはとても重要である。このオフの練習メニューなどは球団から渡されるのかと聞くと、「トレーニングコーチがトレーニングについてのアドバイスをする」という事だった。

 プロ1年目という事もあり、さすがに新人選手も緊張感があるため、いろいろ報道はされるものの1月には体を仕上げてくる選手が多いという。しかし中には「なめてくる」子はいるという。

 高校、大学、社会人で一線級で活躍してきた選手だ。やはりお山の大将になっていることもある。「自分は通用する」と思ってプロに入ってくる。そしてそういう選手はプロ野球のキャンプに参加して「ビビる」という。投手であれば自分よりも速い球を、軽いフォームでコーナーに決めてくる。そういう選手がブルペンにずらっと並んでいるのだ。

 そしてそういう選手はそこから「目いっぱい」やってしまい、オーバーワークで故障をしてしまったりする。

 

自分に計画ができる選手

 日野氏は「自分に計画ができる選手」でないと厳しいという。以前、ドラフトで指名された選手について「プロに入るのが目的ではなく、プロで活躍することが目的。プロに入っていかに活躍するかを考えながら高校、大学でプレーしている選手が有望」と話していたが、それにつながってくる。

 毎年多くの選手が初キャンプで「プロのレベルの高さに圧倒された」と話す。想像の2割増しいや、5割増しくらいに考えて丁度良いのかもしれない。

 

ビビって生きろ!

 日野氏は「ビビって生きろ!と言っている」と教えてくれた。ビビるというのは委縮することではない。

「世の中がどうなっているかを理解し、自分がどれだけ準備が必要で、そして準備をするか。」

が大切だという。

 委縮ではなく、それに対して準備をすること、また大切な言葉を頂いた。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

関連記事

FA移籍

FA移籍について、石毛宏典氏に聞く

今年はFAの移籍の話題が比較的目立った。埼玉西武のエースだった岸孝之投手が東北楽天に移籍、オリックス

記事を読む

a0001_009104

野球の魅力 ~体型に関係なくいろんな才能に活躍を与える球技~

 野球の魅力について1回目では、団体競技でありながら、個人vs個人が注目されるスポーツということを紹

記事を読む

石毛宏典

レギュラー争いと選手の成長

プロ野球では、同じポジションに複数の選手がいる。チームの各ポジションで選手を競わせて選手を育てるとい

記事を読む

little

12球団ジュニアトーナメントとドラフト会議の指名

今年もNPBによる、12球団ジュニアトーナメント大会が、12月27日~29日に宮崎市で開催される。将

記事を読む

バッターボックス

鳥谷選手が抜ける意味

 プロ野球のストーブリーグで、大物選手の移籍や残留などのニュースがある。特に阪神の鳥谷敬選手は、長年

記事を読む

挫折と栄光

今年のルーキー世代は波乱万丈の世代

今年のプロ野球は、特にルーキーの活躍が目立っているように思える。阪神の高山俊選手(ドラフト1位)は、

記事を読む

日本

【終戦記念日特集】8月15日、日本の野球の終戦記念日

 8月15日は終戦記念日である。そして日本の野球にとっても、8月15日は終戦記念日なのだ。  20

記事を読む

kousyou

プロ野球のチーム構成を考える

 1月末、いよいよキャンプインをする。プロ野球球団は大体この時点でチーム編成を終え、監督や首脳陣は今

記事を読む

kousyou

横浜DeNAが2011年に獲得した高校生選手を自由契約に

 横浜DeNAは2011年に高校生8人を指名したものの、ドラフト1位の北方悠誠投手や帝京の伊藤拓郎投

記事を読む

naiyasyu1

プロ野球選手のポジションの変更は?

プロ野球では時折、大胆なコンバートが注目される事がある。中日で「アライバ」と言われていた井端選手と荒

記事を読む



  • 解説者:日野茂氏(元横浜ベイスターズヘッドコーチ)


    解説者:石毛宏典氏(元西武ライオンズチームリーダー、オリックスブルーウェーブ監督、四国アイランドリーグ創立者)

    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」
    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」


    取材協力:元プロ野球選手が教える野球塾
    「ZEROベースボールアカデミー」
Koushien
石毛宏典氏と日野茂氏が根尾選手と小園選手を評価

夏の甲子園が終わり、U18アジア大会を戦う選手たち。その中で、西武ライ

ishige2
盗塁:バッテリーとランナーの3.3秒の攻防

盗塁は、日本の野球に置いて、チャンスを広げ、得点を挙げるために重視され

石毛宏典
大谷翔平選手はメジャーで二刀流で活躍できるか、石毛宏典氏に聞く

いよいよ大谷翔平選手が、メジャーに移籍した。アナハイムエンゼルスで今季

draft_box
この12人はなぜドラフト1位指名されたのか

以前の記事「ドラフト1位候補の12人を石毛宏典氏、日野茂氏とチェック」

石毛宏典
選手は最終的には態度で評価される

プロ野球に限らず、高校野球、大学野球などの選手は、素晴らしいバッティン

→もっと見る

PAGE TOP ↑