*

来年は野手に注目選手が!2015年のドラフト

公開日: : 大学野球

 ドラフト会議の目玉選手は多くは投手の場合が多い。しかし来年は久しぶりに野手が注目される年となりそうだ。

ここ数年は投手が注目

 ここ数年のドラフト1位で指名重複した選手を見てみると、

2014年は早大・有原航平投手に4球団、済美高・安楽智大投手に2球団、

2013年は松井裕樹投手に5球団、大瀬良大地投手に3球団、石川歩投手に2球団、

2012年は藤浪晋太郎投手に4球団、東浜巨投手に3球団、森雄大投手に2球団、

2011年は藤岡貴裕投手に3球団、高橋周平選手に3球団、菅野智之投手に2球団、

2010年は大石達也投手に6球団、斎藤佑樹投手に4球団。

13人が指名重複しているが、そのうち野手は1人だけである。ドラフト1位で注目され、しかも複数の球団が重複するようなドラフトの目玉は投手が圧倒的に多い。近年で野手が目玉となり注目された年だと、1995年の福留孝介選手までさかのぼるのではないかとも思う。

 

注目野手の価値は高い

 そう考えると注目投手は毎年いるのに対し、複数球団が重複してでも欲しいという野手はここ5年で一人と価値の高い事がわかる。

過去を見ても福留孝介選手、松井秀喜選手、高橋由伸選手、清原和博選手などの名前が思い出されるが、来年はここに加わるかもしれない野手の候補が、しかも複数いる。

 

2015年注目の野手

 最も注目されるのは、明治大の高山俊選手とみられる。明治大の外野手でなんと大学3年生の時点で東京六大学リーグ通算100安打を達成し、史上最も早い達成となった。そして来年はリーグ記録を塗り替えるのではないかとみられる。この高山選手、コツコツ当ててヒットを量産するタイプではなく、鋭いスイングで外野手を越えたりホームランも打てる長打力があり、またバントヒットで出塁する走力もある。まさに三拍子そろった中距離打者で、プロ野球でも1年目から3番を任せられる選手と言える。

 また、もう一人注目される野手がいる。慶応大の谷田成吾選手は慶応高校時に70本以上のホームランを放ったスラッガーとして注目され、東京六大学でも大学2年までは2本塁打だったが、3年生となった春は4本、秋もここまで3本のホームランを放っている。打球は途中からぐんぐん伸びライトポール際はもちろん、反対方向のフェンスも越える。パワーで持っていくのでなく技術で持っていくようなきれいなフォームが特徴的で、まさに高橋由伸選手2世と言ってよい。

 高山選手は最多安打記録、谷田選手もホームランを量産し、現在通算9本のホームランを20本に乗せることができれば、プロ球団は放ってはおかないだろう。もちろんもっと素晴らしい投手が出てきたり、チーム事情で投手を優先する球団もあるだろうが、野手の注目選手は獲得できたら10年間は安泰になる。

 

 2015年のドラフト戦線も激しく、そして注目されるものとなりそうだ。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

関連記事

日野さん

【大学野球選手権特集】仙台大・熊原健人投手を元プロスカウトが評価する

 大学野球選手権が始まりました。大会前に巨人がスカウト会議を開き、富士大の多和田真三郎投手と共に、仙

記事を読む

Jingu

創価大・田中正義投手を元プロスカウトが評価、高校生の時に獲れなかった理由

 大学野球選手権で大きな話題となったのは、創価大学の2年生・田中正義投手だった。球速が出にくいといわ

記事を読む

野球キャンプイン

大学で野球を続けるということ

 夏の高校野球の日程が各地で進んでいる。甲子園開幕に向け、甲子園決勝に向け、全国4000校、10万人

記事を読む

jingu

しっかりとやるべきことを繰り返して、東京大学の野球部の勝利

 東京六大学リーグでは東京大学が、2010年10月2日に早稲田大に勝って以来、約4年半にわたって94

記事を読む

jingu

さよなら、僕の野球!大学野球選手権と野球からの卒業

 5月、大学野球の春季リーグ戦が終わり、大学野球の春のクライマックスである大学野球選手権が行われてい

記事を読む

6dai1

東京大の勝利は近い

 日曜日の東京六大学、慶応大vs東大の試合は10-4で慶応大が勝利し、東大がリーグの連敗記録を78へ

記事を読む

kyujyou1

この季節の大学野球、それぞれの進路へ

 4月、5月のこの季節は、高校、大学、社会人の各種大会やリーグ戦が開催されています。大学野球にとって

記事を読む

日野さん

【大学野球選手権特集】富士大・多和田真三郎投手を元プロスカウトが評価する

 いよいよ6月8日(月)より、全日本大学野球選手権大会が始まります。東京六大学からは早稲田大が、東都

記事を読む

mound

大ブレーク、創価大・田中正義投手

 侍ジャパン大学代表とプロ野球(NPB)の若手選手が対戦したユニバーシアード壮行試合、創価大の田中正

記事を読む

Jingu

秋のドラフトパン祭り、今年のドラフトは”山崎”が中心? 大学生BIG4を評価する

今年のドラフト会議は特に大学生投手に注目が集まっている。中でもプロからの注目度が高く、大学BIG4と

記事を読む



  • 解説者:日野茂氏(元横浜ベイスターズヘッドコーチ)


    解説者:石毛宏典氏(元西武ライオンズチームリーダー、オリックスブルーウェーブ監督、四国アイランドリーグ創立者)

    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」
    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」


    取材協力:元プロ野球選手が教える野球塾
    「ZEROベースボールアカデミー」
石毛宏典
石毛宏典氏が源田壮亮選手を絶賛

 社会人から西武ライオンズ入りし、1年目から遊撃手として活躍をした石毛

石毛宏典
東北楽天の快進撃と千葉ロッテの低迷を分析する

2017年のパリーグは、5月10日終了時で東北楽天が貯金12をもって首

石毛宏典
レギュラー争いと選手の成長

プロ野球では、同じポジションに複数の選手がいる。チームの各ポジションで

石毛宏典
今年の西武ライオンズは行ける?石毛宏典氏に聞く

4月18日時点で7勝6敗、3位の位置にいる埼玉西武ライオンズ、辻監督に

バッターボックス
頑張れ女子野球選手!

野球は、見るのも面白いし、プレーするのも面白い!そして男子だって楽しけ

→もっと見る

PAGE TOP ↑