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野球選手の進路選択 自分の人生!周りの目を気にしてブランドだけで選ばない選択肢

公開日: : アマチュア野球

 小学生前後に野球をはじめた選手の多くは、プロ野球選手になりたいという夢を描くのではないかと思います。そのためには有名な高校に進み、有名な大学に進み、そしてプロへという道を思い描くでしょうが、果たしてそれが良いのでしょうか?

 今日は野球選手の目標の立て方とそのための戦略について、いろいろと聞きました。

チームの選択

 多くの選手は、野球がうまくなったら甲子園に出場できそうな有名な高校に入学し、そこでレギュラーを取って大学に進学、またはプロ野球に入るという道を描くでしょう。ただし、その道を進むのは年に数人から数十人という所、そして中学で野球をやっているとわかると思いますが、中学生ですでにプロ野球入りが見えるような選手がいます。

 自分はその選手ではないとします。しかしそこそこ能力はあり有名な高校から声をかけられると、やはりうれしくなり入学したくなります。

 そして実際に入学すると、その有名な高校には部員が100人近くいて、別のルートで入学が決まっていたような選手がいます。そこで頑張ってレギュラーになれれば将来は大きく開けるでしょうが、そこから漏れてしまうと公式戦のグラウンド上でプレーする機会は無くなり、大学やプロのスカウトにアピールすることは出来なくなります。

 もし、中堅の部員が30人くらいの高校の野球部に入部し、そこでレギュラーを取ることができれば、チームとして甲子園に出場するには、上記のようなエリートを集めた高校に勝たなければならず難しいでしょうが、公式戦でプレーをすることで、その先につながるかもしれません。

 中学から高校、または高校から大学をに進むとき、選手はぶつかる悩ましい選択肢です。有名校から「こないか?」と声がかかれば、その高校のユニフォームを着ることができるとついうれしくなってしまうでしょうが・・・。

 

目標までの戦略

 選手個人の能力は今がすべてではなく、大きく伸びる可能性は誰にだってあります。「有名高校に入ってそこで指導を受ければもっと成長できるのではないか」と思うでしょう。でもここで、いかに自分の力を把握するか、そしてチームの力を冷静に把握するかも大切なポイントです。

 元プロ野球選手の日野茂さんは、県立船橋高校出身です。当時は県大会の上位の常連だったのですが、銚子商など強豪チームがいました。その時、日野さんは「甲子園に行きたいよりも、人よりも上手くなりたい」と考えていたようで、チームについても戦力を冷静に分析し、「甲子園は難しい」と思っていたそうです。

 そして、大学に進学するときにも、ある強豪大学から盛んに声をかけられていましたが、各大学の試合を見に行き、「2年生のショートが4つエラーをした・・・」中央大学に進学を決めたそうです。日野さんはショートでプレーをしていましたが、「ここならすぐに出られる」大学を選んだわけです。

 そして大学1年からレギュラーとなり、その後、松下電器に誘われたのちプロ野球選手となったのです。

 それぞれの大会やリーグ戦で優勝を目指して熱くなってはいたものの、冷静に自分の力を把握し、チームの力を把握して、進む道を選択した結果、プロ野球選手となったのです。

 昨年、千葉ロッテにドラフト1位で入った石川歩投手も、滑川高校時代は「甲子園には行けないと思っていた」と話しています。そして野球ではそれほど有名でない中部大学に進学し、そこでのピッチングに目がとまり東京ガスに進みました。

 

名前だけで選ばない

 世の中には有名ブランドの商品だったり、有名な企業だったり、有名な高校があります。そこに加わることができれば、周りから憧れの目で見られるかもしれません。しかし、その後の自分の姿は想像できているでしょうか?

 人生は自分のものです。冷静な目で自分を見て、進む道を見て、良い進路を選択してほしいですね。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

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