*

女子野球選手はワールドカップ4連覇を狙う!

公開日: : 侍ジャパン

 IBAF女子野球ワールドカップ大会が9月1日から宮崎県で行われる。この大会には、日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ベネズエラ、香港、チャイニーズタイペイ、オランダの8か国が参加するが、日本代表はここまで3連覇中で、WBCで2度の優勝を誇る侍ジャパン同様、世界の野球を引っ張っている。

女子野球の歴史

 女子野球は高校などに女子のチームが存在したことがあったが、1948年に東京ブルーバードが日本初の女子のプロ野球チームとして発足、連盟が発足しリーグ戦が行われたものの、1967年を最後にリーグ戦は行われず、連盟も消滅した。

 しかし1986年に全国大学女子軟式野球連盟、1987年に女子軟式野球連盟が発足すると、1997年には全国高校女子硬式野球連盟が発足したい1回大会が行われた。2002年にはそれらを統括する形で日本女子野球協会が発足し、高校や大学などが混在してのリーグ戦やトーナメントの大会が行われている。

 2004年には国際機関であるIBAFの第1回女子ワールドカップ大会が行われ日本はアメリカに次いで準優勝、第2回大会もアメリカに敗れ準優勝となった。そして2008年の第3回大会(松山)で初優勝を果たすと、2010年(カラカス・マラカイ)大会、2012年(エドモントン)大会でも優勝し3連覇をしている。

 1986年から20年足らずで世界一まで上り詰めた。

 

野球を続ける大変さ

 女子が野球を続けるのは多少の困難があるのも事実だ。埼玉県川口市の野球塾(ゼロベースボールアカデミー)にも女子選手が何人か練習に参加し、元プロ野球のコーチから指導を受けている。動きも良く強い球を投げており、コーチも男子と変わることなく指導をしているのが印象的だ。

 しかし小学校6年生になると、本人も親も野球を続けるのか悩むという。男子は中学生になると体が一気に出来てきて、投球も打球も速くなり一気にレベルがあがる。そして女子のチームはそれほど数は多くない。「本人は野球を続けたい言っているが実際には・・・」と困っている親もいるという。

 男子は少年野球チームから高校、大学へ推薦で進学していく道が数多くあるが、女子はそれほど枠が多いわけではない。

 

世界は広がる

 それでも女子野球は確実に広がっていると思う。現在行われているリトルリーグワールドシリーズで、13歳のモネ・デイビス選手は女子選手だが70マイル(約112キロ)の速球と鋭い変化球で3安打完封勝利を挙げた。ワールドカップなどでいずれ日本と対戦する事があるだろう。

(Youtube: 「Mo’Ne Davis Pitches Complete Game LLWS Mid-Atlantic Final」より)

 

 まだ決して恵まれた環境ではな女子野球の世界だが、4連覇を目指す侍ジャパン女子代表や、大学、高校でプレーする選手たち、そして小学生、中学生でプレーする選手たちの力は、決して小さくない。

 オリンピックの野球の復帰を目指して女子種目の申請もしているという。20年でここまで来た。2020年の東京オリンピックの時にはどうなっているだろう。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

関連記事

earth-01

東京オリンピックまであと5年、野球の国際化も加速

 2015年を迎え、東京オリンピックまであと5年という事になった。東京オリンピックでの野球・ソフトボ

記事を読む

日本

打てる遊撃手と捕手を我慢強く育てる事

 日本の野球の課題といえば、投手はメジャーリーグでもトップクラスに活躍する選手がおり、野手でもイチロ

記事を読む

日本

保護された中での走塁

 侍ジャパンU18代表は、今年も優勝をすることができなかった。キューバ、韓国、オーストラリアなどには

記事を読む

日本

侍ジャパン、各代表で世界一は1つのみ、課題と来年に向けて

 昨年、侍ジャパンとして統一された日本野球の各世代の代表、今年は8つの各世代などの代表が、すべて国際

記事を読む

日本

2016年の日本の野球は?

2016年の日本の野球について、国際大会の動きなどを中心に紹介する。 高校野球 高校野球は国内の

記事を読む

gorin

野球と2020

 2020年、東京オリンピックの開催が決まった。そして11月18日、IOC(国際オリンピック委員会)

記事を読む

石毛宏典

WBC決勝ラウンド、青木宣親選手は復調する

 決勝ラウンドに勝ち進んだ侍ジャパン、盛り上がるWBCについて石毛宏典氏は決勝ラウンドに向けて、青木

記事を読む

石毛宏典

侍、いよいよ出陣!石毛宏典が考えるスタメン

  いよいよWBCの初戦が明日行われる。日本の野球のトップにいる侍たちが世界を相手に戦う

記事を読む

日本

侍ジャパンに期待すること!

昨日、侍ジャパンのトップチームの強化試合が行われました。プエルトリコに8-3で勝利、強化試合ではあり

記事を読む

gorin

次は東京オリンピックで!侍ジャパン

 侍ジャパンの4年間の戦いが終わった。結果を振り返ると重い4年間だったように思えるが、様々な変化が侍

記事を読む



  • 解説者:日野茂氏(元横浜ベイスターズヘッドコーチ)


    解説者:石毛宏典氏(元西武ライオンズチームリーダー、オリックスブルーウェーブ監督、四国アイランドリーグ創立者)

    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」
    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」


    取材協力:元プロ野球選手が教える野球塾
    「ZEROベースボールアカデミー」
ishige2
盗塁:バッテリーとランナーの3.3秒の攻防

盗塁は、日本の野球に置いて、チャンスを広げ、得点を挙げるために重視され

石毛宏典
大谷翔平選手はメジャーで二刀流で活躍できるか、石毛宏典氏に聞く

いよいよ大谷翔平選手が、メジャーに移籍した。アナハイムエンゼルスで今季

draft_box
この12人はなぜドラフト1位指名されたのか

以前の記事「ドラフト1位候補の12人を石毛宏典氏、日野茂氏とチェック」

石毛宏典
選手は最終的には態度で評価される

プロ野球に限らず、高校野球、大学野球などの選手は、素晴らしいバッティン

石毛宏典
エラーをしてしまったら、エラーをした選手がいたら

野球をしていて、エラーはミスはつきものです。どんな選手でも1回はエラー

→もっと見る

PAGE TOP ↑