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夏の高校野球、プロのスカウトは何を見ているのか?

公開日: : スカウト活動

 季節は7月、暑い季節となりました。そして熱い高校球児の戦いが各地で行われています。新聞でも注目の球児が大きく取り上げられ、プロのスカウトが視察に来ているという情報もありました。この季節、プロのスカウトは選手の何を見ているのでしょうか?

夏の季節のスカウト活動

 かつて西武ライオンズでスカウトをしていた日野茂氏は、夏の高校野球シーズンで選手の何を見ているのかを聞くと、

 「もうこの季節には、スカウトの中では選手の順位づけはほとんど決まっている。今、見に行っているのは、特に甲子園での視察は最後の確認のため」とのことでした。今年のドラフトに向けてのスカウト活動はほとんど終わっているとも話します。

 

 それでも、各地の大会ではスカウトが視察に周り、時にはチームの編成部門のトップであるGMやスカウト部長なども視察に出向いています。これについて聞くと、「スカウトが疑問に思ったり、判断に迷っている場合はGMが視察に向かい、他の選手と比較をすることがある」と話します。

 基本的にスカウトは担当地区があり、そこの中で見た選手について順位付けをしています。地区によってチェックをするべき選手の数がポジションで偏りがあったりと、比較が難しい場合もあります。

 その時は全国的に視察をしているスカウト部長などが視察を行い、全国で見てどのあたりの順位かを判断するようです。

 

この季節に新たな選手が出てくるのか

 では、もうこの季節に新星のように登場する選手はいないのでしょうか?

「いないこともないけど、3年生ではほとんどいない。でも2年生、1年生ではどんどん出て来る」とのことです。

 日野氏は、この季節のスカウトについて「2年生、1年生など、来年以降の選手をリストアップするのもこの季節」と話します。スカウトの中ではすでに、来年、再来年に目を向けて活動をしているのです。

 

 

 まとめると、この季節のスカウトの活動は

 ・今年のドラフト候補の最終確認 (スカウトの中ではすでに順位付けは終わっている)

 ・来年以降のドラフト候補のリストアップ

 となります。

 

 プロ野球は前半戦が終了し、オールスターが行われます。各チームともペナントレースが続いており、すべてのチームはCS出場に向かって戦っています。チーム課題がだんだんと見えつつあるチームもありますが、まだ来年に向けてのチーム作りというよりも今年の優勝やCS出場に向けての仕事が優先されます。

 しかし、これからチームの状況がはっきりとしていくにつれ、編成部門が来年に向けての最終的な補強の方針を示しはじめ、スカウトの活動はクライマックスとなるドラフト会議へと向かってゆくのです。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

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