*

公立高校の夏は激アツ!?

公開日: : 高校野球

 夏の高校野球の興味の一つに、公立高校と私立高校の戦いというものがあります。私立高校では県外から選手を呼び寄せたりとスカウティングを行ったりしています。しかし公立高校は基本的に同一都道府県で、しかも学区などエリアが分かれている所が多いため、その中から選手を集めなければなりません。

昨年の甲子園出場校

 昨年の甲子園出場校、公立高校かなと思う名前も実は私立高校というものもあります。花巻東は学校法人花巻学院が運営する私立高校、木更津総合、富山第一、上田西の私立高校でした。

 それでは公立高校はどれだけあったのか、秋田商業(秋田県)、日川高校(山梨県)、福井商業(福井県)、彦根東(滋賀県)、桜井(奈良県)、箕島(和歌山)、西脇工(兵庫県)、玉野光南(岡山県)、岩国商業(山口県)、丸亀高校(香川)、鳴門高校(徳島)、有田工業(佐賀県)、大分商業(大分県)、熊本工業(熊本県)、合計14校でした。

 これを多いとみるでしょうか、少ないとみるでしょうか?

 個人的には意外と多いなと感じました。

 

公立高校の監督

 たとえば東海大甲府や山梨学院大付などがいる山梨県、天理や智弁学園のいる奈良県、報徳学園などのいる兵庫県などは凄いなと思います。特に東京近郊の関東では、浦和学院、前橋育英、作新学院、常総学院、木更津総合、横浜と私学が圧倒し、日川は唯一の公立でした。

 その中で、熊本工業や鳴門高校、岩国商や福井商、秋田商などは甲子園で何度も名前を聞く高校です。基本的に公立高校は教師の異動がありますが、たとえば熊本工業は名将と呼ばれる林幸義監督が何度も監督に就任していますし、2010年に退任された福井商業の北野尚文監督は42年間福井商業で監督を務め、教員ではありますが例外的な人事となっているようです。

 

劇的な公立高校の夏

 甲子園、春夏で公立高校が最後に優勝したのは2009年の清峰高校までさかのぼり、夏だけだと2007年の佐賀北高校となります。またその前となると1996年夏の松山商まで遡ることになります。

 佐賀北高校は0-4と敗色濃厚の8回裏に満塁ホームランなど5点を奪い逆転しての優勝、1996年は松山商と熊本工の公立同士の決勝となりました。延長13回の大激闘、9回裏に熊本工が起死回生のホームランで同点に追いつき、10回裏には奇跡のバックホームで松山商が守る、球史に残る激闘となりました。

 

 東東京ではセンバツに都立小山台高校が出場しました。都立雪谷高校もエースの鈴木優投手はプロも注目する投手として期待されています。今年は何校の公立高校が勝ち上がるでしょうか?そして甲子園の頂点にたどり着くことができるでしょうか?

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

関連記事

Koushien

意外性を見せたセンバツ出場校の選考

センバツ高校野球大会の出場32校が発表された。選出には意外と感じられる部分も見られた。 意外な選考

記事を読む

kyujyou1

高校野球のベスト8と地域の差

 今年の夏の高校野球選手権、北信越地区や東北地区の活躍が目立った。しかしベスト8には実力のある東海、

記事を読む

e9c230b94c3b5f7920f8973890afb1df

元西武ライオンズの石毛宏典氏と元スカウトの日野茂氏が、夏の甲子園で気になった投手

夏の高校野球甲子園大会は、作新学院の優勝で幕を閉じた。優勝した今井達也投手や準優勝の北海・大西健斗投

記事を読む

バッターボックス

アマチュア野球の注目スラッガー選手を元西武、阪神スカウトが評価する

これぞプロという迫力ある打球を打つ選手は、いつの時代もファンの心をつかむ。プロ野球でも筒香嘉智選手、

記事を読む

Koushien

難航しそうな今年のセンバツ高校野球出場校の選考

センバツ出場校の発表が明日、1月29日に迫った。例年、選考が難航する地区があるが、今年は特に難航しそ

記事を読む

ouen1

高校野球の応援曲のルーツ~第3回:プロレス~

高校野球応援特集、第3回です。  第1回は東京六大学がルーツのもの、第2回は甲子園常連校がルーツの

記事を読む

Koushien

石毛宏典氏の高校野球への提言

8月が終わり、高校野球は新チームの戦いが始まっている。この夏も各地で、甲子園で多くの選手がプレーした

記事を読む

ouen1

高校野球の応援曲のルーツ~第1回:東京六大学~

 高校野球のスタンドでの応援は、高校野球の花の一つである。この応援によってチームに勢いがつく。また野

記事を読む

Koushien

高校野球の名将の引退

 昨日、高校野球の佐賀大会では佐賀北高校が佐賀工業を下して甲子園出場を決めた。佐賀北の百崎監督は20

記事を読む

fukuoka

大阪桐蔭の優勝と福岡ソフトバンクジュニア、つながり始めた12球団ジュニアトーナメント

 昨日、夏の高校野球で優勝した大阪桐蔭高校、実は福岡ソフトバンクジュニアとの縁がある。優勝メンバーの

記事を読む



  • 解説者:日野茂氏(元横浜ベイスターズヘッドコーチ)


    解説者:石毛宏典氏(元西武ライオンズチームリーダー、オリックスブルーウェーブ監督、四国アイランドリーグ創立者)

    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」
    石毛宏典オフィシャルブログ「石毛漢動」


    取材協力:元プロ野球選手が教える野球塾
    「ZEROベースボールアカデミー」
石毛宏典
石毛宏典氏は中村奨成選手を絶賛、プロもマネをするべき打撃

石毛宏典氏は今年の夏の甲子園で、久々に注目したバッターがいたと話した。

石毛宏典
石毛宏典氏が源田壮亮選手を絶賛

 社会人から西武ライオンズ入りし、1年目から遊撃手として活躍をした石毛

石毛宏典
東北楽天の快進撃と千葉ロッテの低迷を分析する

2017年のパリーグは、5月10日終了時で東北楽天が貯金12をもって首

石毛宏典
レギュラー争いと選手の成長

プロ野球では、同じポジションに複数の選手がいる。チームの各ポジションで

石毛宏典
今年の西武ライオンズは行ける?石毛宏典氏に聞く

4月18日時点で7勝6敗、3位の位置にいる埼玉西武ライオンズ、辻監督に

→もっと見る

PAGE TOP ↑