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野球のW杯を開くには? ~その1~

公開日: : その他

サッカーのブラジルW杯が近づき、日本代表メンバーも発表されました。野球では国別で争い世界一を決定するという主旨の大会ではWBCが行われるものの、2013年に行われた第3回WBCでは28カ国の参加と、サッカーの203(2014年ワールドカップ予選参加国)には遠く及びません。

野球をワールドカップと言えるようにするためには、何をするべきでしょうか。

道具や場所

サッカーと大きく違う点として、野球は多くの道具を必要とします。ボール、バット、グラブはもちろんのこと、ヘルメットやレガースなど身体を守るための道具も必要となります。ボール、バット(木製)は消耗品であり、決して安いものではありません。

さらにサッカーは専用グラウンドがあればよいですが、陸競技場内のような場所を兼用したりできます。しかし野球は球場の形が独特で、ある程度のフェンスなどの設備が必要になります。

まずは最低限、このような道具や施設が無ければ、本格的に野球をする人は現れません。

 

ルールや経験

 次にルールについても、ある程度シンプルなサッカーのルールに比べ、野球のルールは理解するのが難しいものもあります。例えばタッチアップというルールなどは、小さいことから野球を見ている人は理解をしていると思いますが、野球を見たことに無い人に説明するのは非常に難しいはずです。

 さらに、サッカーはリフティングや壁あてなどから始まり、1対1、2対2など、少人数でもゲーム形式でプレーができますが、野球は壁あて、キャッチボールまではできるものの、バットを手に持つと、とたんに必要とする人数が多くなります。(ピッチャーとバッターの1対1をすると、ボールを見極めたり、空振りをするとバッターがその度にボールを拾い、バットに当てようものなら、ピッチャーがファールの打球すら追いかけなければなりません。)

 

市場

最後に野球の市場です。サッカーは多くの国にプロのリーグがあったり、テレビで試合の中継を見ることができます。野球はWBCに参加している28か国の中でもプロのリーグがあるのは数カ国のみです。

ただし日本においては、プロ野球選手の方がサッカー選手よりも収入が多く、これは毎日試合が開催できる野球の方が人件費の効率が良い事が考えられます。

野球で人生を作れる、仕事として一生関わっていけるといった裾野の部分も含めて、世界的な野球の市場が必要です。

 

 

まずは、野球の主な課題を挙げました。次回は、それを解決する手段についてまとめてみたいと思います。

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

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