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プロ野球選手のエラーと教育、横浜DeNA・白崎浩之選手

公開日: : プロ野球

セリーグの最下位に低迷する横浜DeNA、4月23日の巨人戦では2年目のショート・白崎浩之選手が3失策、25日の阪神戦ではセンターの荒波翔選手が3点を与える落球、26日には2年目のセカンド・宮崎敏郎選手がバント処理の時に送球から目を離して1失点と、プロ野球選手では珍しいプレーが連発した。

プロ野球選手の教育の難しさがある。まずは白崎選手のプレーについて。

 

エラーの内容

 まず、選手のとエラーの内容を見てみる。はじめに白崎浩之選手は2012年のドラフト会議で横浜DeNAが1位指名をした選手で、ショートを守り、駒沢大4年時には首位打者を獲得した選手だ。大学2年生で4番を打ち、スカウトからは馬力のある選手として主軸候補と評価された。

この日は初回はファーストのエラーとなったものの、逆シングルで捕球した後に素早く送球をしたが、ホーム側にそれた悪送球だった。5回はセカンドベースよりの腰から胸の高さのバウンドで、1番・坂本選手だったため送球をあせってバウンドを合わせそこなったのか、ファンブルをしてしまう。

7回は右側のゴロでやや厳しいプレーだったと思う。大きく足を開いて両足の中に打球を入れたものの、すでに体の近い所まで来ており、グラブではじいてしまう。8回裏は、セカンドベースよりの体に近い場所で落ち着いてとればそれほど難しくないのだが、体の正面で取ることができずにエラーをしてしまった。

初回と7回のプレーはアウトにしていればファインプレーに入るプレーだが、5回と8回はプレーの質に問題があるものだった。

 

内野守備の基本

 日野茂氏は元横浜ベイスターズの2軍監督で若い選手を教えているが、「基本ができていない選手が多い」と話していた。キャッチボール、ゴロの捕球、そしてスローイングまでのフットワーク、それまでできていたのに高校や大学、プロに入ってからも守備が悪くなる選手も多いという。

特に内野手において、ゴロの捕球の基本は体の正面で捕ること。しかし、体の正面というのは、間にあわそうな打球で無理に打球の前に入る事ではないと日野氏は話す。

体の正面というのは「打球に対して正面」という事で、自分の左右の打球に対しては自分の体が横を向いていたら、そこが体の正面になるという事になる。詳しい解説はまた後日紹介します。

 

遊撃手育成の難しさ

白崎浩之選手は大学2年生で4番を打っていたがポジションはサードだった。3年生でもサードを守り4年生では春からショートでプレーしていた。ご存じのように、サードは強い打球やぼてぼてのゴロ、バント処理など前後の動きが多く、遊撃手は左右の動きが多い。駒沢大学時代の白崎選手を見ていると、横の動きには慣れていなかったように見える。

もちろんドラフト1位で指名される選手なので、守備でも即戦力の評価だっただろうと思うが、評価は守備よりも打撃の方が高く、守備はプロで鍛えるという方針だったのではないかと思う。

横浜DeNAは、おととし石川雄洋選手をショートからセカンドにコンバートし、セカンドの藤田一也選手を東北楽天にトレードし、遊撃手も守れると内村賢介選手を獲得した。しかしその内村選手は遊撃手よりもセカンド向きだったが、セカンドには石川選手がおり、終盤には外野を守るなどしていた。昨年、遊撃手を守っていた梶谷選手は、今年から外野へコンバートしている。

巨人を見ると、遊撃手の坂本勇人選手は2008年に15失策すると、2009年には19失策、2010年には21失策をしファンからは不満も出ていた。しかし2011年に18失策も2012年には15失策、2013年には11失策と徐々にエラーも少なくなっている。

横浜DeNAもここはひとつ、せっかく将来のチームの主軸を打つ遊撃手としてドラフト1位で獲得した白崎選手を我慢して育てよう。かつては山下大輔選手から始まり、進藤達也選手、石井琢朗選手と名遊撃手を輩出したチームなのだから。

 

(記事:Professional-view Baseball 編集部)

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  • 解説者:日野茂氏(元横浜ベイスターズヘッドコーチ)


    解説者:石毛宏典氏(元西武ライオンズチームリーダー、オリックスブルーウェーブ監督、四国アイランドリーグ創立者)

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